2016年12月16日
時間が空いたので大江町の旧知の老夫婦を訪ねる。
先日の福知山マラソンの応援時、小雨降る中大江町の○○橋の橋の上でばったり出くわす。
二十年近く前に関連会社の西部開発の砂利採取事業をした時に地元の地権者の取り纏め役で大層お世話になった。
お二人共破顔一笑。
奥様「まあ~びっくりしたね。こんなところで出会えるなんて・・・w。そうそう・・・社長さんの好きなもろみがあるので取りによって下さい・・。」
「又お伺いします。」
でお別れした。
簡単な菓子折を片手にお伺いするとお二人ともご在宅で
「ちょっとまってください・・・。」
暫しして出てこられた。
「まあ・・・郵便局の人かと思ったら社長さんやった・・・w」」
玄関でストーブをつけていただき暫し歓談。
ご主人は耳が随分遠くなられて補聴器をつけておられた。
「障害者○級になりまして・・・・、自動車の免許更新研修では85点で・・・。次回は(免許を)かえそと思うております。」
ご結婚が遅かったご子息も今はご結婚され離れで暮らしておられる。
お孫さんが小学校二年生らしい。
お婆さまはお孫さんに
「あなたと出会えるとはおもわなんだけど出会えて・・・wこれから何年一緒に過ごせるやろか?」
と嬉しそうに言われるらしい。(微笑)
玄関や外に沢山の金魚や鯉などを飼われている。
干し柿やお茶を出して頂く。大変美味しい。
庭で採って頂いたみかんともろみを頂き辞去する。
高台の家からお二人見送って頂く。
奥様から「まあ・・・嬉しかった!」との声。
見上げると笑顔のお二人はとても小さくみえた。
思い返すと年末に訪問した時は毎年切り餅を頂いたり、都度都度野菜やもろみや新米を頂いた。
ある年末は地権者を廻ると猟師さんの家で猪肉を頂き、こちらで切った野菜を頂き「このまま猪鍋できるなぁw」と驚いた事がありました。
帰って日報を見てみるとこの前に訪問したのは二年前の初夏で近所に来たついでにお寄りして、何故かハワイの深層水を頂いた。
いつの間にかご主人は93歳、奥様は88歳になられていた。
「もろみ」のお話しが何時までも耳に残り懐かしく訪問させて頂きました。
なにごとの おはしますをば しらねども
かたじけなさに 涙こぼるる
(西行)