雨上がり

2009年4月28日

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週末は2泊で東京に行っていました。仕事を2ヶ所ほどすませ、雨の中、千葉県にある某大学医学部付属病院に入院している知人の経営者を見舞いました。

久方ぶりに出会う彼は、手術も終わり、顔色も良く元気そうでした。病院の中で、かんしゃく!をおこして、病院のスタッフをしかったとのことでした。

「手術でかんしゃくの虫もとってもらわんかったでなぁ。」(笑) 

その夜、今年某電機メーカーに入社した長男と知人のFさんにお目にかかりました。Fさんは大手鉄鋼メーカーの営業部長で退職され、今もご活躍中です。Fさんが京都での学生時代、家内の実家と縁がありました。小学校低学年の家内が学生服姿のFさんと京都の植物園で写真に写っています。爾来40年余り家族ぐるみのお付き合いです。

陶芸家の次男さんが、西伊豆で広大な敷地に上り窯を建設中です。

「米田くん、稼いだ金を全部息子の上り窯に投じるのは、最高の道楽やで・・。」(笑)

(酒を両手でつげだの、燗を頼めだの・・・と愚息にサインを出すのに忙しい米田・・)

「最近は自転車で図書館に行くんだよ。・・・こんな景気なんで、『国富論』(アダムスミス)を読んでみたよ。あっそうそう・・・、この本は無茶苦茶面白いよ。『武士の家計簿 ?「加賀藩御算用者」の幕末維新 』(磯田 道史)。」

「でも、米田くん。図書館の本は問題があるんだよ・・・。」

「??」

「・・・・・皆で読むから、本が汚れて汚いんだよ。」(呵々大笑)

・・・談風論発・・、土砂降りの雨の中、両国の夜はふけていきました。

帰り際、息子から、初給料で私の母と我々夫婦にプレゼントを貰いました。

母にはハンケチ、我々にはシングルモルトのスコッチウィスキーでした。

「飲み口が芳醇で味わうと甘み?が出て来る・・。樽の香りが・・・。一晩で飲むなよ。。

社会人になって、唯一出来ることが、酒の味が分かること・・?喜んで良いのやら、悲しんで良いのやら・・・。(笑)

日本経済新聞連載中の小説「甘苦上海(がんくうしゃんはい)」の女性主人公紅子が、勝負の時に呑むウィスキーだそうです。

 

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