百年も、一緒にいるようなことは・・。

2008年6月10日

ブログ

花会社に帰りましたら、以前にリフォーム工事を何回かお世話になった小谷ヶ丘の○○様が、季節の美しいお花を届けてくださいました。

「リフォーム部の新人の下賀茂出身の方が、米田組から届くニュースに『空と花と犬が好き』と書いてあったので届けました。これから頑張ってもらわんとね・・。また遊びに寄越してください。」とのことでした。

笑顔でお帰りになられました。お心遣いに、恐縮することしきりでした。

彼のブログを読んでみますと

「実家で飼っている犬。心の友です。」とのことです。

・・・

先日、上京の折、丸善で「聊斎志異(りゅうさいしい)」蒲松齢著と言う本を買い、読み出しました。中国の昔の92篇(全491篇の内)の寓話が載っており、狐や鬼や化け物と人間の交流のオンパレードで、巧みな空想力と優雅な話の展開にとても楽しめます。閻魔庁(えんまちょう)に行き来する占い師まで出てくる始末です。(笑)

以前に別の本で、この物語の中の「蛇人」という章を読み、いつかは読んでみたいと思ってました。

・・・蛇遣いが旅をしながら、蛇とだんだん仲むつまじくなり、蛇が大きくなったので、箱に入れておくことが出来ず、山で放してやる。

「行きなさい!百年も、一緒にいるようなことはないんだからね。これからは、大きな谷に身を隠して、神竜になりなさい。箱なんかに、久しくいて、よいものかい。」

その后、前の蛇が、深い林の中からつれてきた小さい蛇に、また芸を教えながら旅をする。次の蛇も大きくなったので山で放そうとすると、前回の蛇が迎えに来る。

蛇との別れ際に、蛇遣いが

「もと、おまいが、これを連れてきたんだから、また、これを連れて行くがよい。それに一言言い聞かせておきたいのは、深い山で、食い物は乏しくないのだから、旅人を騒がして罪をおかすんではありませんぞ。

と蛇に言って聞かせる。・・・

彼も実家の犬とはそんな関係でしょうか?

聊斎志異

ちなみに、編訳者の立間祥介氏は、私が若年の頃、教室で「我是学生」などと、中国語を教えてくださった担任の先生でした。(ビックリしました。)

 

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