2012年1月23日
組内の新年会がありました。
8人ほどで盛り上がり仲良く飲みました。
ご近所の松下電器産業グループのOBさんが、
「松下には幸之助翁の『素直な心になりましょう』の言葉しか残っていない・・・。」
と話されました。
丁度、当日昼間大阪で新卒予定者の会社説明会があり、簡単な試験中、たまたま手帳の中に貼り付けた「素直な心になりましょう」の文章を読んでおりました。
ひとつの言葉が残っているって・・・・素晴らしいですね。
初めに御言葉ありき・・・ですね。
「素直な心になりましょう
素直な心はあなたを強く聡明にいたします。お互いが素直な心で人生を歩み、日々の活動を営んでいくところから、万物の王者として偉大な人間の本質があらわれ、共同生活の向上、一人ひとりより豊かな幸せももたらされてくると思います。
素直な心とは、なにものにもとらわれることなく、物事の真実を見る心です。私心、私利私欲にもとらわれず、物事のありのままを見、物事の実相を明らかに見る心です。そして、広い寛容の心、他にも耳を傾ける態度にも通じる心です。
お互いが素直な心になれば、物事の実相に従って、何が正しいか、何をなすべきかということを正しく把握することも出来るようになると思います。したがって、一切の物事がスムーズに運び、常に和やかな明るい姿を保ちつつ、日に新たな好ましい成果を生み出すといった姿ももたらされてくるでしょう。
もしも素直な心がなかったならば、それぞれがとらわれの心をもつために衆知も集まりにくいと思います。また感情や私心にとらわれて独善に陥りがちとなって、そこに様々のムダや非能率、争いの姿を生じさせる事にもなりましょう。そこには物事の進歩向上もみられませんし、お互い一人ひとりの幸せをそこなうことにもなりかねません。
ですからお互いにこの素直な心を養い高めていくことがきわめて大切です。そのためには、まずこの素直な心になることを強く願うとともに、素直な心になるためのあらゆる工夫、実践を心がけて行ってゆくことが肝要だと思います。
お互いに素直な心になりましょう。素直な心はあなたを強く正しく聡明にし、よき社会をもたらし、一人ひとりの幸せを生み高めていくでありましょう。
松下幸之助」