2016年4月16日
先月に淡路島まで旅行に行って来ました。
スイートピーを切ったペットボトルの中に水を入れて苦心して持ち帰りました。
先日、同じく淡路島の洲本へ食物飼料工場の工事現場まで行ってきました。
途中淡路海峡大橋を渡りました。
橋の下を頻繁に船舶が行き来していました。
途中サービスエリアに寄りましたが、思いの外沢山の船舶が忙しそうに瀬戸内海を行き来していました。
現場ではI君とN君が地元の業者さんと鋭意施工中でした。
「社長、淡路島は職人さんのレベルが高いですよ・・!」
とのことでした。
帰り、淡路島と橋の反対側にある神戸市西区のペイント材料工場の建築工事現場に寄って帰ってきました。
新人のO君が現場の入り口で迎えてくれました。
隣の巨大な即席ラーメン工場が姿を現してきておりました。
往復の道中、瀬戸内海を結構な速度で行き来する船の眺めは格別でした。
丁度数年前に行ったイスタンブールのボスポラス海峡を頻繁に船が行き来する様を思い出しました。ヨーロッパとアジアの交点のですから当然で太古から沢山の船がとぎれることなく行き来していたのだろうとその時思いました。
若年の頃に読んだ司馬遼太郎さんの「街道をゆく」の中で赤間神社から眺める馬関海峡(関門海峡)の眺めが日本で一番好きな景色と書いてありましたことも思い出しました。
暖かい春の光の中青い瀬戸内海の海の眺めはのびのびとした気分にしてくれます。
・・・私は日本の景色の中で馬関(下関)の景色を最も好む。
自然というのは動いていなければいけない。伯耆大山の落葉樹の林も鳥の声がきり裂いてゆくからはじめて林間の美があるのであろう。さらに言えば出雲の松江城下の晴れた日など、にわかに日照雨(そばえ)がふって白い雲がうごいているときがある。松江は雲が似合うという印象をはげしく感ずるのは、そういうときではないか。
馬関海峡(ここは下関海峡というより馬関海峡とよぶほうが、潮の色までちがってくる)は、潮がはげしくうごき、潮にさからっていく外国の大船までが、スクリューを掻き、機関をあえがせて、人間のいとなみの可憐さを自然風景としてみせてくれる・・・
「街道をゆく1 甲州街道、長州路ほか」司馬遼太郎著