2016年6月18日

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家内が留守で家に帰ると小さなナイロン袋が棚の上に置いてある。

そういえば屋根裏部屋を片づけていた。

開けてみると学生時代にやりとりした手紙や葉書が少し入っている。

「横浜市港北区・・・大倉山プラトーD号」に住んでいた。
 

相手先は

1.郷里の幼馴染み

2.大学スキー倶楽部の主将であったためのその関係の手紙

3.スキーメーカーなどのダイレクトメール

4.協和銀行からの仕送りの通知、電話料金・水道代の未払い差し止め通知等
 

1の手紙はとても味わい深い。

延々と日々のよしなしごとを郷里の幼馴染みが進学先の大阪の体育大学のサッカー部からや舞鶴の高専から送ってきている。

結構私との間で飲み代の貸し借りもあったらしく

「せっかく返そうと四千円を用意していましが、・・・下宿にサッカー部の飲み助3人がやってきて・・・、四千円は焼肉屋の煙と一緒に空にあがっていきました・・・。気がついたら一万六千八百円のアパート代が払えず友人に借りて払う始末。」

「練習は毎日出ているが講義には殆ど出ていない。空恐ろしくなる・・。」

「最後の封をする糊が無く、鞄に入れたまま教室や部室に行き1ケ月ほど経ってしまいpart2を書きます・・・。」
(大抵二便入っている。)
 
「・・・・。今恋をしています。(この部分のみ赤字)・・・・・・・・・・。」
 
 

2も面白い。

腰を痛めて途中でリタイヤした同級生からの合宿への差し入れの手紙

「一万円といきたいが五千円を同封します。アルバイト生活の苦学生だからな。酒代にはしてくれるな。ゲロゲロやられたらかなわない。中日(なかび)に果物を買って下級生に食べさせろ。」

1年後輩からの退部届

「・・・自己矛盾に気づき退部を決意しました。次年度の配置も決まっている中で迷惑をかけます。」

懐かしく思い出しネットで名前を検索すると

著名シンクタンクの代表取締役になってました。ビックリ。

 

 
3は主に学生を取り込みたいスキーメーカー。

「毎日暑いですね。・・ちょっと事務所まで遊びに来ませんか?」

面白いのはスキー倶楽部御用達の中央区の酒房「バッカス」からの年賀状。

店を出たところで道行く他の集団ともみ合いになり、学生服を着た頼りになる敏腕主務のKが颯爽と現地に急行したジープに乗り込み◯◯警察署に行った。

 

 
だいたい当時の自分の頭の中が推測できるw

こち亀状態か?

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