2021年10月29日
先日大山(1709m)に登ってきました。
学生時代のスキー倶楽部の友人が山陰の中核都市に赴任している為に訪ねがてら、家内と3人で登ってきました。学生の頃は同じチームで濃い時間を共に過ごした為、出会うのを楽しみにしてました。彼はチームの敏腕マネージャーとして鳴らしました。二日前、山登りのアプリで見ますと大山は初冠雪しており少し緊張して向かいました。
中核都市から起点の大山寺まで車で小一時間かかりました。車中、友人はこんな話をしてくれました。金沢に赴任時代会社の仲間と白山に登ったそうです。登山の素人ばかりで行った為、推奨は一泊二日の行程で日帰りを強行したそうです。メンバーの中には山頂で持参したビールを飲むメンバーもいたそうです。やはり行程は長く「速いチーム」と「のろのろチーム」に別れてしまったそうです・・。バスの最終時刻が刻々と迫り遅れるともう1時間歩く必要があったそうです。休日の為に臨時バスがもう一本出ており、何とか下山したそうです。
・・・私の心の中に「のろのろチーム」の言葉が暗示の様に入ってきました・・・
標高約750mの駐車場から夏山登山道の整備された階段を順々に上がる。結構な急登。
何とか二人についていく。「◯合目」の合表が何とか頼りになる。徐々に二人に待ってもらう事が多くなる。
やっと避難小屋で小休止。
ここからは風が冷たく強く吹く。
帽子が飛ぶ為、スキー帽を被る。
どんどん遅れる・・・。。
少し行っては休む。
・・・頭に「のろのろチーム」の言葉が浮かぶ。
二人は要所要所で辛抱強く待っていてくれる。
「・・・此処が最後の登り。・・この後木道ですから・・・」の声がどこからともなく聞こえてくる
励まされて登る。
ガスの中で急に雪が少し積もった木道が現れる。
少し元気を出して滑らないように用心をしながら登っていく。
下山時のガスの晴れた木道の写真 先に境港が見える
・・「避難小屋だ!(山頂)」の声。
ガスの中少し登ると山頂に到達しました。
山頂の避難小屋の2Fでおにぎりと熱いお茶を飲み一息つく。三角屋根の天井から養生シートらしきナイロンが垂れ下がっている。廻りの方々はその下でバーナーなどでお湯を沸かしておられる。頗る危険・・・。そさくさと下山の準備をする。帰路は手が冷たい為、スキー手袋をはめストックを使う。
復路はガスも晴れ、日本海が望める。「国引き」神話(出雲国風土記)で有名な能登半島から引っ張ってきた三穂の埼(松江市美保関町)と思しきあたりが見える。
出雲観光ガイドHPより
喘ぎ喘ぎ登られる登山者の方に「もう少しですよ。」の声をかける。家内に「なんか、下りは元気だね〜。」と逆に声をかけられる。
途中右折し、前回登山で友人が知人と選び苦戦した、夏山登山道から行者谷へのコースをとる。樹々の木立の中を快調に歩いていく。森林浴の様な感じ。
大神山神社に到着。
そこからの大山寺までの石畳の参道もかなり長い。注意しないと苔で滑る。
都合6時間13分、標高差1002m、距離7.7kmのコースでした。標高差は先月の唐松岳とほぼ同じ。距離は11kmぐらいあったので、大山の方が比較的楽でした。
・・・「のろのろチーム」ですが。。