2024年11月2日
先日大阪ステーションホテル(大阪JPタワー)にて横河システム建築様のビルダーの表彰祝賀会があり出席させていただきました。
大阪駅西口にあり開業1ケ月ぐらいの最新の高層ビルにありました。気後れするくらいの素晴らしいホテルでした。正餐形式でフレンチのフルコースでもてなして頂きました。お料理もとても美味しかったです。兵庫県の建設会社の代表取締役専務執行役員様の隣席で四方山話に花が咲きました。
弊社の方も営業成績が良好で2年連続お招きを頂きました。祝賀会の後半にアトラクションでモノマネの芸人さんが出てこられたりビンゴゲームがありました。・・・何と!一番で私が「ビンゴ❗️」となりました。
蒸気式のバルミューダー トースターを頂きました。席に戻りましたら神戸支店のE君が「社長、去年も貰われたんじゃないですか・・?」と言われました。・・そういえば昨年もビンゴゲームで頂いた事を記憶の底から思い出しました。昨年会社に帰って隣席のO君に「部門の飲み会で使ったら?」と渡した記憶があります。
未だ使わずに大事にO君の机の中に眠っていましたw
・・・別の吉報もありました。弊社のリフォーム部門で全国2大リフォームコンテストの「JERCOリフォームコンテスト2024でデザイン部門の個室部門の最優秀賞」を受賞いたしました。JERCOのコンテストの中でも全国対象425作品の応募の中から選ばれた素晴らしい賞です。
担当アドバイザー 宮川理衣
設計コーディーネーター 山﨑さき(2021もデザイン部門で2位入賞)
です。
茅葺屋根の葺き替えでお世話になった福知山市樽水の観興寺様の工事です。
とても嬉しい知らせでした。
・・・閑話休題。
最近休みの日は努めて本や活字を読む様にしています。無意味な時間をネットサーフィンで過ごすことの弊害を新聞などで読んで「具合悪いなあ・・。」と思う様になりました。とめども流れてくるスマートフォンやiPab miniの広告や情報が煩わしく感じる様になりました。
読書に戻りますととても良い時間が過ごせる様に感じています。以前は習慣からか?なかなか読書に没頭できなかったりしましたが、最近は順次読みたい本が出てきて少し楽しく感じています。読みたい本があるのは自分的にはとても幸せです。夜半目が覚めた時や早朝に楽しく読んでいます。
ウォーレン バフェット(右)とビル・ゲイツ(左)・メリンダ・ゲイツ(中央)夫妻(本書より引用)
この本は世界で最も有名な投資会社バークシャー・ハザウェイ社に会長兼CEOで、世界で最も尊敬される投資家ウォーレン・バッフェットの人生とビジネスを余すところなく書かれたバフェット公認の伝記です。バフェットと話せる唯一のウォール街のアナリスト、アリス・シュローダーによって書かれています。
バフェットは6歳の時から、すでに祖父の店から仕入れたガムやコーラを売ったりしました。その後新聞配達、ゴルフ場の池からゴルフボールを回収してものを仕入れ再販したり、競馬の予想新聞※の販売に手を染める様になりました。高校の頃には中古ピンボールを理髪店※に置くビジネスを始め成功します。この頃からバフェットは一生雪の玉(スノーボール)を転がし続けるように富を「複利」で大きくし続けました。
その後コロンビア大学で著名な証券アナリストであり『賢明なる投資家』の著者のベンジャミン・グレアムとデイビッド・ドッドが教職についていることを知りバフェットはコロンビア大学のビジネススクールに進学し、投資について学びました。株式に投資する様になってからは、シケモク※を探すために「ムーデイズ・マニュアル」を端から端まで読み、一日も欠かさず「ウオールトストリート・ジャーナル」を熟読してきました。類稀なる集中力と努力と人柄が大きな富を生み出しました。
50年以上も投資で勝ち続け「オマハの賢人」と尊敬され、説教好きもあってさまざまな方面に人生と投資の知恵を授けてきました。死後はバフェットの富の85%は五つの財団に寄付されることになっています。多くの部分を友人であるビル・ゲイツ夫妻が主催するゲイツ&メリンダ・ゲイツ財団に寄付され社会に還元されることになっています。
この本の中で一番印象に残ったのはバフェットがジョージア工科大学で学生に話した内容です。
「だいたいにおいて、私ぐらいの年齢になると、愛してほしいと思っている人間のうちどれほどの人間に実際愛っしてもらっているか、人生の成功の度合いを測る物差しになる。
大金持ちというのはいっぱいいて、功をねぎらう晩餐会をひらいてもらったり、病院の棟に自分の名前をつけてもらったりする。しかし、世界中のだれにも愛されていないというのがほんとうのところだ。私ぐらいの年齢になって、だれにもよく思わていなかったら、銀行の貯金がいくら莫大でも、人生は大失敗だ。
そのことは、自分がどう生きてきたかを表わす究極のテストなんだ。あいにく愛は金では買えない。セックスは金で買える。功をねぎらう晩餐会も金で買える。どれほど素晴らしい人物かという事を書いたパンフレットは金で作れる。だが、愛を得るためには愛される人物でなければならない。金持ちほど口惜しいだろうね。小切手さえ書けばいいと思っているから。100万ドル分の愛を買いたい、と。だが、そういうわけにはいかない。愛はあたえるほどもらえるものなのなんだ。」(本書より引用)
・・・今朝も夜半に根が覚めて本を読んでいました。自分の一人の楽しい時間ですね♪
※競馬の予想新聞 バフェットは高校時代に「厩務員特選馬」という競馬の予報紙を発行していた。高校生2人が地下室でタイプライターを打って発行した。カーボン紙を使うものだから5枚がやっとだった。競馬場に手数料を払っていなかったからたちまち禁じられた。それでも下院議員になりたての父に懇願して連邦議会図書館から「競馬の勝ち馬予想」に関する本を何百冊も借りてきてもらって研究した。シカゴに競馬の過去の予想紙を無料同然で何ヶ月分も売ってくれる店があったので購入し自分で予想を立てて結果がどうなったのかを子供なりに徹底的に研究し観察するうちに競馬場の法則性を見つけ出した。最有力予報紙「日刊競馬新聞」の読みこなし方を覚え、それぞれの馬の勝つ確率を算出し新聞のオッズと確率の酷く遊離しているレースに注目した。「きちんと分析して賭けている人間がいない集団に加わる」のが肝心だった。バフェットは躍起になって予報紙を研究した。
※中古ピンボールを理髪店 ・・理髪店を手なずけなければならなかった。それが肝心だった。理髪店が25ドル出して買うこともできる。だから、IQ400の人間でないとピンボールマシンを修理できないと説得した。ところでピンボール業界には堅気でない人間が居て「サイレント・セールス」という店にたむろしていた。私たちはそこでマシンをあさった。「サイレント・セールス」はダウンタウンのいかがわしい地区にあるゲテイ劇場のすぐ近くだった。「サイレント・セールス」にいるそういう連中が私たちのことを面白がっていた・・(本書より)
※ シケモク バフェットは子供時代友人と競馬場で熱心に「しゃがみ歩き」をやっていた。払い戻しされる2着3着の馬券が捨てられていたり、「着順に意義あり」「審議中」のランプのつくレース馬券が捨てられていることがあった。それを見つけて叔母に競馬場に行って換金してもらっていた。バフェットはコロンビア大学時代、グレアムからスタディとして会社の精算価値より株価の安い会社を探すよう促された。そしてそこに「安全マージン」をのせて評価する方法を教えられた。・・樽製造会社の例では内在価値が株価より低い場合、「川に投げ込まれた樽が冬は氷の下に隠れていても雪解けで浮上する」ように、いずれは「内在価値」が浮かび上がる、とグレアムは教えた。