2005年7月16日
熱海へ4日間ほど行っておりました。箱根神社へ行ったり箱根ラリック美術館へ行ったりして過ごしました。箱根ラリック美術館は20世紀初頭の代表的ガラス宝飾工芸作家のルネ・ラリックの作品が展示してあります。アールヌーヴォーからアール・デコへと流行が変わる中で、ラリックは両時代の寵児として活躍しました。
「天才か・・・。」と思いました。造形の素晴らしさ意匠の巧みさに只々嘆息するのみでした。
http://www.lalique-museum.com/sakuhin_index.html
泊まりましたHいう宿の玄関に額が飾ってありました。
額に「渡邊」と書いてあったために
「渡邊・・Who・・・?」と思っておりました。
食事の時に女将さん(竹下夢二の美人画ににている。)に聞きますと
「渡邊崋山ですよ。」と教えられました。
「・・・なるほど・・なるほど・・。」(我が身の不明を・・。)と思いました。
アールヌーボー:新しい文化・芸術の意。19C末から21C初頭欧州で広まった美術工芸運動。動植物・女性をモチーフにした官能的・優美な曲線模様が特徴。複雑な手工業装飾主義。
アール・ デコ:20C初頭(第1次大戦後)仏から欧州に広まった生活デザインの様式。キュビズム・古代エジプト美術等に着想を求め直線と立体による構成や、抑制された幾何学的な図形が特徴で、合理的な装飾様式。芸術と産業が結びついた新しい時代の美術様式としてアートと生活が融合した20C以降の生活様式の原点となっている。後にドイツを中心に展開したバウハウスの思想へと発展した。