2005年11月1日
寒さに向かう中、会社の中庭に水仙の芽が日に日に伸びようとしています。
自然のエネルギーを感じさせられます。毎年寒中に可憐な花で目を楽しませてくれます。
今日は晩秋の晴れ間で紅葉がとても美しく感じました。大阪帰りの昼下がり、荒川という高速道のPAでベンチに腰掛けながらお昼弁当を食べておりました。午後のぽかぽかした日ざしの中でPAの紅葉を眺めていますととてもゆったりした気分となりました。
何故か中学校時代の教科書の詩を思い出しました。
あはれ花びらながれ
をみなごに花びらながれ
をみなごしめやかに語らひあゆみ
うららかの跫音(あしおと)空にながれ
をりふしに瞳をあげて
翳(かげ)りなきみ寺の春をすぎゆくなり
み寺の甍みどりにうるほひ
廁々(ひさしひさし)に
風鐸のすがたしづかなれば
ひとりなる
わが身の影をあゆまする甃(いし)のうえ 三好達治「甃のうえ」