2008年6月21日
会社に着きましたら、霧雨(きりさめ)のようなものが降っておりました。細かい水滴で、これも風情がありいいものです。
考えました・・・、
「これが、○○さんの言う霖雨(りんう)か・・。」
先日ある会があり、乾杯の発生を地元の企業経営者の○○さんがされました。子供が幼稚園で一緒で、お目に掛かるといつも心安く声をかけて頂きます。
「・・・霖雨の季節となりました。・・・いささか趣が違うのであります。・・・我々に対するリスペクト・・・敬意が感じられるのであります。・・・・・・・・騎虎の勢いである△△さんとともに・・・・。」
いつもながら、格調の高い趣のある挨拶をされます。
前回の京都での会でも、たしか、冒頭
「・・五山の山並みが・・・。」
で始まる挨拶をされ、「ほ~・・。」と感心しました。
辞書で引いてみますと
「幾日も降り続く雨。ながあめ。」とあり、「霧雨」とは違うようです。
・・・
その当日も丹後の経営者が会社にお見えになり
「うらにし」という言葉を教えて頂きました。
「冬の日本海側の天候。冷たい雨が降ったと思ったら、日が射したり、一日の中で天気がくるくる変わる事。」(本来は、冬場の北西の季節風の意から転じたもの。)
と言うことだそうです。
・・・
過日、部下の結婚祝いにお宅にお邪魔しました。
ご母堂が
「主人が、息子に職場に勤めるようになったら、目上の人や同僚に『とはつ』な事言うじゃないぞ・・。と言って聞かせました。」
と話されました。前後から察するに、
「突拍子もないこと。無礼なこと。」
のようです。
・・・言葉って面白いですね。
雨降りお月さん
雨降りお月さん 雲の蔭(かげ)
お嫁にゆくときゃ 誰とゆく
一人で傘(からかさ) さしてゆく
傘(からかさ)ないときゃ 誰とゆく
シャラシャラ シャンシャン 鈴つけた
お馬にゆられて ぬれてゆく
いそがにゃお馬よ 夜が明けよう
手綱(たづな)の下から チョイと見たりゃ
お袖(そで)でお顔を かくしてる
お袖はぬれても 乾(ほ)しゃかわく
雨降りお月さん 雲の蔭(かげ)
お馬にゆられて ぬれてゆく
(野口雨情作詞・中山晋平作曲)