2008年7月31日
「お帰り・・。何時かえってきたん。」
「秘密・・。・・乙女は秘密がおおいから・・。気いつけんとちょっとしたことから秘密が漏れるし・・。」(笑)
みたいな調子で会話が始まりました。
・・・
「お父さん・・。おしゃれしようね・・。なんにも知ってはらへんし・・。なんか・・・ハイビスカスの柄のパジャマを着て・・。」
「!」と気づきました。
先日、AKIKOさんから冬のゴールドコーストのハイビスカスの写真が送られてきていました。頭の大きさくらいあるそうです。
ハイビスカスの柄のパジャマを着て寝ていることに全然気づきませんでした。(ま~気づかんでもええか・・。)
・・・
以前も春先にお客様から庭の海棠が咲いたので花見に呼んで頂いたことがありました。
夜、離れで懐石のお弁当を頂いたのですが、座敷の欄間に紋様が彫り込んであり、ご一緒した骨董に覚えのある方が解説して頂きました。
「この欄間は近江八景を描いてありますね・・。これが瀬田の唐橋・・これが彦根城・・これが三井寺の晩鐘・・これが矢橋の帰帆・・これが堅田の落雁(雁が降り立つ様)・・唐崎の夜雨・・石山寺の秋月・・浮堂・・紫式部がここらで源氏物語を書いたのではないですか・・?(笑)桐の目を使って霞たなびく様を表しています。・・・隠し絵に万年亀と鶴が入っていますね・・。」
「へぇ~」と聞いておりました。
瀬田夕照(歌川広重)
翌日自宅でご飯を食べるときに「!」と気づきました。
毎日使う茶碗の紋様が「近江八景」そのものでありました。
なかなか身近なことに気づかないですね。
石山秋月(歌川広重)
・・ちなみに娘も体育会ヨット部で三井寺に近い処に合宿所があり、近江八景の中で操船に余念が無い様子です。