2010年6月18日
某所で銀行の会の懇親会が行われる。
宴会の乾杯の挨拶で、地元の有力企業のS社長さんが挨拶をされる。
(息子がご子息と幼少時代同級生で、魚採りも連れて行って頂いた。)
いつも乍ら、その格調高い挨拶に感心し聞き入る。
「・・・紫陽花の花が色づきはじめ・・・、芙蓉の花も・・・・、水辺では蛍が飛び交う季節になりました。夕刻になりますと市役所の方から、懐かしい音色のチャイムが聞こえて参ります。明治29年に佐佐木信綱が作詞した
・・卯(う)の花の、匂う垣根に
時鳥(ほととぎす)、早も来鳴きて
忍音(しのびね)もらす、夏は来ぬ
さみだれの、そそぐ山田に
早乙女(さおとめ)が、裳裾(もすそ)ぬらして
玉苗(たまなえ)植うる、夏は来ぬ・・
と情感豊かな歌であります。
当時当地域では、福知山連隊が駐屯することになり、綾部では郡是製糸が創業し、明るい元気な時代でありました・・・。」