2012年6月1日
「直下地震・巨大地震の恐怖ー想定外にどう備えるか?ー」
家村浩和京都大学名誉教授の講演をホテルグランビア京都で拝聴してきました。
非常に興味深い講演でした。
1.東北大震災はM(マグネチュード)9で阪神淡路大震災はM7.2。エネルギーの差は500倍。M1でエネルギー差は30倍。日本周辺のプレートに変異。ストレスが解放されたわけではない。
2.インド洋(スマトラ沖)地震はM9。15万人が津波で死亡。津波という現象を97%の人が知らない。プレートの変動によりその後周辺部でM5~M8の地震が群発。
3.東京電力は2007年に新潟県中越沖地震で柏崎刈羽原発、2011年に福島第一原発という世界屈指の原発が各々被災。
4.福島第一原発のパンフレットには「放射能を閉じこめる5つの壁」なる記載。
5.関西の巨大地震の歴史をひもとくと、かなりの頻度で発生。南海・東南海・東海地震の今後30年に発生しない確率は1%。0.2×0.2×0.3=0.01。
江戸中期の宝永地震(三連動地震)は富士山最後の噴火。右手が宝永山。
想定される津波の規模は20M超。6都道府県。震度7。
6.紀伊半島沖巨大地震の京阪神への影響。
南海・東南海・東海地震3連発でも、京阪神では震度5前後。
津波は1~2時間後やってくる。川をさかのぼってきて上流ほど津波は高くなる。
7.地震被害は全て想定外の連続。一枚腰ではなく二、三、四枚腰の設計手法必要。
・・・物故された私学の副理事長さんがよく言われた言葉を思い出しました。
「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ(ビスマルク)」