2013年3月9日
年初に「社員アンケート」を記名式で提出してもらいました。
「会社への提言・社長への提言・上司への提言・5・10年后キャリア・志望部署・理由・困っていること」等を書いてもらいました。
2月末にようやくエクセルデータに纏めました。
「パソコンの動きがおもくなってきた。調子が悪い。」
「会社敷地内の外灯が暗い。」
「エレベーター内も灯りが暗いし、かけてある建築物のパネルも最新のものに変えるべき。」
「応接室の机が事務机で、応接セットにしたほうが良いし、子供用の椅子も必要」
「なんでも一任して後から言うのは困る。」
などなど・・。
物理的なものは、遅滞なく対応し、社員からの提案は提案者本人に依頼し準備をしてもらっています。
特に近年の社員アンケートや課題図書(今は「高橋是清自叙伝」や「海賊と呼ばれた男」を読んでいます。)の読書感想文などを読んで感じることがあります。
学校卒業後入社して結婚し出産して職場復帰した女性社員たちの書く文章です。
「皆いい人、和気藹々でとてもいい雰囲気。」
「女性が働きやすい環境有難い。」
「家族穏やかに過ごせています。」
「良いことも悪いことも素直に報告できるような安定した気持ちで仕事ができ、とても恵まれ
いて幸せ。」
「自分の仕事の意義を考えてみる。前向きに考える。 もう少しじっくり考える。」
「朝5時に起きて、・・・帰宅後、息つく間もなく子供と向き合う時間がない。」
等と日々仕事、子育てに時間と格闘しながら苦労している姿や仕事や人生への思索を深めている様子が目に浮かんできます。
その中でも、自分の属する組織や同僚への感謝、気遣いの文章に頭が下がる思いです。
大きな老人施設の工事が最盛期です。
課長に用事があり現場に寄りました。
工期も厳しく、小雪舞う中、監督3人はコンクリートスラブの上の浮いた水を柄杓や塵取りで黙々と汲んでおりました。大きなスラブできりがないほど面積です。
とても声をかける雰囲気ではなく、仕事の厳しさ、彼らに仕事へのモラルの高さを教えられる思いでした。
子会社の砂利採取の西部開発も12月からほとんど休みなく稼動しておりました。お客様の特殊砂利の納期が迫っており、海に撒くため船の出港に間に合わす必要がありました。
「休まなあかん。事故が起きたらえらいことや・・。」(米田)
「納期があるんで・・・。2月になったら休める・・。お客様の信用を崩すわけにはいかん。」(工場長)
連休の日に原石の採取場に行きますと寒風吹きすさぶ悪条件の中でダンプが泥を道路に持ち出さないように、鉄板の下に厚手の古いシートを敷いておりました。
その4人の立ち向かう姿を見て、粛然とさせられる思いでした。
NHKの大河ドラマではないですが、「ハンサムウーマン」「ハンサムマン」の誇るべき仲間たちです。