先日来、ウェブ関係の本を読み続けております。
「グーグルの衝撃(NHKスペシャル)」NHK取材班著・「グーグル-Google 既存のビジネスを破壊する 」佐々木 俊尚著・ 「ウェブ進化論」梅田 望夫著・「フューチャーリスト宣言」梅田 望夫/茂木 健一郎・・・。
読み進むにつれ、インターネットの可能性・創造性・力の芽を感じます。
・・・Googleの「知の世界の再構築」「ロングテール」「チープ革命」「オープンソース」「ブログと総表現社会」「WEB2.0」「Wisdom of Crowds」(大衆の英知)・・・
大型コンピューターの時代からパーソナルコンピューター(PC)の時代に変化する中で基本オペレーテイングシステム(OS)を握るマイクロソフト社が君臨しました。我々はその領主であるマイクロソフト社に使用料を支払いPCを稼動させてきました。
しかしながら、あくまでもPC内のことで、基本OSやWEBブラウザを握っているだけです。現代ではWEB2.0といわれる「あちら側の世界」(WEB空間)内で基本OSであるリナックスやグーグルアース等が無償で提供されています。WEB2.0では「オープンソース」といって、「開発経過がWEB上で公開され、ボランティアであらゆる技術者が参画し作り上げてしまう」潮流があります。この流れ加速しています。(ウィキペディア等)
またブログやSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)やユーチューブにより、一般の人々が自分で世間一般に発表するメデイアを持ちました。一個人が自分の雑誌をもったのと同じです。相対的にこれまでの新聞やテレビ等のメデイアの力が弱くなると思います。広告についても、検索サイトに出るグーグルのアドワーズ広告のように、より精密に安価で効果的に出すことが可能になりました。
グーグルの検索ページを開きますとある種の計算式(アルゴリズム)により機械的に検索順位が掲載されます。これまでの新聞やテレビでは人為的な取捨選択によりニュースが報道されていました。グーグルニュースでは一つの事件を機械的に、あらゆる民族や国・地域の視点から俯瞰することが可能になりました。
市民がオープンな情報に触れ、以前に比べ、自由に判断することが可能になりました。
テクノロジーの進歩とともに、あらゆる情報が無償で多くの人々に触れ、多くに人々がインターネットを使うことにより結びつき、より「知」の可能性を探求することが可能になりました。
またとかく、ネットの負の面がマスコミで強調されますが、プラスの面も計り知れないように思います。特に日本では既存勢力がネットの力を認めたがらないようです。著作権の問題がよくメデイアの報道されます。
読めば読むほど「産業革命以上の変革」「人類が言語を持って以来の変革」のように思います。
・・今朝も宅急便が昨日の午前中にAmazonに注文した新書3冊を自宅に届けてくれました。思わず配達の方に「早いなぁ~。」と言ってしまいました。これもWEBの威力でしょうか?・・・
読み出すと止まらず、高揚感を感じながら読んでいます。
「道具を人々の手に行き渡らせるんだ。皆が一緒に働いたり、共有したり、共同したり出来る道具を。『人々は善だ』という信念から始めるんだ。そしてそれらが結びついたものも必然的に善に違いない。そう、それで世界が変わるはずだ。WEB2.0とはそういうことなんだ」
eベイ 創始者 ピエール・オミディーヤー