所用で大阪の某ホテルに行っておりました。ロビーを横切ろうとして気づきました。
「う~ん・・・。・・やっぱり緑か・・・。」
ロビー全体が、淡い緑にトーンが統一されておりました。フロントも夜のおなじみのニュース番組のスタジオのようにスタイリッシュに改装されておりました。
丁度今度オープンする我々の駅南店「プラス+ヨネダ」の色調によく似ておりました。
「ふ~ん・・・。」
と妙に納得する工務店の親方でした。
所用で大阪の某ホテルに行っておりました。ロビーを横切ろうとして気づきました。
「う~ん・・・。・・やっぱり緑か・・・。」
ロビー全体が、淡い緑にトーンが統一されておりました。フロントも夜のおなじみのニュース番組のスタジオのようにスタイリッシュに改装されておりました。
丁度今度オープンする我々の駅南店「プラス+ヨネダ」の色調によく似ておりました。
「ふ~ん・・・。」
と妙に納得する工務店の親方でした。
幼馴染のO君とご母堂に誘われ、瑞穂町に秋の味覚を楽しみに行ってまいりました。大阪・東京で弁護士事務所を主宰している多忙な彼がたまたま仕事で郷里に帰ってきたため、実現しました。
お二人で会社まで迎えに来ていただきました。ご母堂が運転されてきましたが、会社からは私が運転しました。
「私が運転せなあかんのやろけど・・。申し訳ないが、正真正銘のペーパードライバーやし・・。」(O君)
「貴兄(あなた)は車がぶつかってから、出てきてもろたらよろしいわ・・。」(笑)
会社から約30分のところにある民宿でした。見事な松茸づくしで、お昼を堪能しました。
・・
食事の最中、小学校から一緒であったために、気安くたわいのない話に講じました。
「お母さん・・この間の一宮神社の狂言見られましたか?」
「用事でいけんかったんですわ・・。良かったらしいですね。」
「狂言いうらたマスコミに出てくる○泉○彌さんですか・・。彼自身が狂言・・??」(笑)
・・
紅葉にはまだ間がありましたが、鄙びた場所で、親友とご母堂と心尽くしのお料理を頂き、贅沢な時間を過ごさせていただきました。忙しい彼にとっても「忙中閑あり」になりました。
今年は夏の鮎、秋の松茸とよき仲間とよき時間を過ごさせていただいています。
月今宵 あるじの翁 舞ひ出でよ 与謝蕪村
米田組は一宮神社の参道にあります。先日一宮神社の千三百年祭がありました。記念に茂山千之丞一門の狂言が奉納され見物してきました。
秋晴れの中、境内に椅子がしつらえられ、多くの善男善女が見物に集まりました。私も良い席で大阪からのお客様のAさんと家内の3人で見物しました。
氏子総代でご挨拶されたのは私どものお客様であるY先生でした。晴れやかなお顔でにこにこと判りやすく、一宮神社と茂山一門とのご縁をお話になられました。とてもいいご挨拶でした。
「末広かり」「寝音曲(ねおんぎょく)」「蝸牛(かぎゅう)」と3つの演目が上演されました。
初めて見物する狂言でしたが、やはり本物の凄さというか、とても楽しく見物することが出来ました。
よく通る声となんともいえない可笑しみのある仕草や話の筋に思わず引き込まれました。
台詞の中で普段聞き慣れない日本語を聞くことが出来ました。
「御意(ぎょい)」(目上の方に同意する)
「火急(かきゅう)」(いそぐ)
「ここもと」(話し手の近くに)
「わっぱ」(童子)
「卒爾(そつじ)」(軽率に)
「おりゃる」(行かれる)
中世の言葉がわれわれ現代人にも聞き取れる、日本語の有り難さを感じました。
始まりの役者の口上。
「このあたりに住まいいたすものでござる。」
そして主役の太郎冠者(たろうかじゃ)の登場。
「太郎冠者おるかいや」
「お前に」
一気に能舞台が中世(室町時代くらい?)の某所にワープし、引き込まれてしまいます。
現代人でも充分に楽しめ理解できる内容でした。
・・・・
奉納された狂言に笑いさざめく善男善女を見られて、一宮神社の神様も喜んで頂いたのではないかと思います。
太郎冠者(タロウカジャ):狂言では、ほとんどの場合、太郎冠者(元服をした少年の意)が主役(シテ)となります。主に雇われた従者という立場で、主従関係の中で虐げられた存在です。その従者が主を出し抜くという話が狂言の基本にあり、そこに笑いが生まれます。
お客様からお便りを頂きました。先日引き渡しをさせて頂いた工場の社長様ご夫妻からでした。
「・・・ご挨拶が遅くなり・・・。私共の思いをかなえた工場を・・・。打ち合わせの段階で思い描いていた以上のものが完成して、とても嬉しく思っております。・・何度も足を運んで頂いて、私どもの事情を充分にくんで頂いて、ベストな提案を何度も何度も考えて頂き・・。・・工場の方は先週から稼働し始め、順調に・・・。地域の皆様にも「立派な工場が出来ましたね。」とたくさん声をかけられました。・・米田組さんが「信義」をおもんじて完成させて下さったからだと思います。・・」
米田組の各担当者一人一人へのご丁寧なねぎらいのお言葉が達筆で書いてありました。工事中には私どもの不手際で、手戻りがあったりして、お施主様にご心配をおかけしました。お施主様の思いやりに唯々(ただただ)頭の下がる思いです。
インターネットからの反響でご縁が出来、工事をさせて頂きましたが、良いご縁を頂いたことに深く感謝致します。菓祖中嶋神社さんにお祓いをして頂いて工事が始まりましたが、「お菓子の神様」のご加護かとも思います。
肩に来て 人懐かしや 赤蜻蛉 夏目漱石