東京への出張帰り新幹線に乗り込みました。その夜は京都でも遅い時間に用事があるために腹ごしらえと、お弁当とビールを買って座席に座りました。
出発して「今日も暑かったなぁ~。」と思いながらお弁当をビールを飲みながら食べ出しました。ふと隣を見ますと受験生とおぼしき若者が古文?の参考書とともに座っていました。
「学生さん・・?」と話しかけました。
「いいえ・・浪人生です・・。」
「ふ~ん。家はどっちのほうなん・・?」
「茨木市です。」
「○△×・・。」
「◇□・・。」
みたいな調子で話が始まりました。
「へぇ~何処うけるん・・?」
「T大です。」
「・・・!えらいねぇ~。」
「高校の時はラクビ-をやってました。大阪は3校全国大会に出れます。地区大会の決勝まで行きましたがボロボロに負けました・・。」
ビールの軽い酔いもあり、彼もピザを食べながらしばし歓談・・。
「じゃましたらあかんで勉強しな・・。」
私も読みさしの本「落日燃ゆ」(城山三郎著)に目を落とす。何故か最近は東京裁判(極東国際軍事裁判)がらみの本に出会う事が多い。
京都駅で肩をたたきながら「がんばんなよ。楽しみにしとるで・・。」(笑)と握手して下車しました。
彼の屈託のない話しぶりの余韻に浸りながら、月明かりの京都の街を待ち合わせ場所に向かいました。