松竹梅

お客様

梅年末も押し迫った頃にユーミーマンションの施主会の旅行の打ち合わせにあるお施主さんの処に行っておりました。毎年恒例で楽しみにしておられるお施主さんも沢山おられます。有馬・温泉町・鷲羽山・博多柳川・朽木湖東・松山・・と様々なところに出掛けました。

「西の方はあちこち行ったので東の方に足を伸ばそうか・・。」ということになり東の2箇所で検討するということになりました。

 話の最中に○○神社(弊社は参道にあります)の千三百年祭(口伝で西暦七百七年!より)の話題から能・狂言のお話や江戸中期の茶碗や吉野椀をみせて頂きました。茶碗には松竹梅があしらってあり「目出度いしるし」とされます。

「・・紋様や塗り薬の色や形で時代をある程度特定出来る・・。・・茶碗の独特のふくらみも飲みやすい・・。」

(私が、会社の植え込みに五葉の松としだれ梅があるために思いついて)

「(松竹梅になるように)竹も植えましょうか・・?」

「大きな竹はあかんで・・かわいいやつやないと・・。家(うち)にあるでもっていきな・・。根がよう伸びるのでコンクリートの水槽を埋めてその中に植えたけど勢いがよいので外に出て行く・・。よっぽどしっかり根が出んようにせなあかんで・・。」

 後日、旧知の△△さんが漬け物をお裾分けに会社にもってこられました。帰りに植え込みの前で、くだんの松竹梅の話をしますと

 「・・親父(先代)の植えた牡丹にも油かすやっときなよ・・。松竹梅も目出度いでええこっちゃ・・。ほんでもお金儲けは猪鹿蝶(いのしかちょう)やのう・・。」

 「???」 

とニヤニヤ笑いながら帰って行かれました。

猪鹿蝶 :花札で「萩に猪」「紅葉に鹿」「牡丹に蝶」の3枚を集めた役。

 

朝のリレー

お客様

朝日 海辺
カムチャツカの若者が
きりんの夢を見ているとき
メキシコの娘は
朝もやの中でバスを待っている

ニューヨークの少女が
ほほえみながら寝がえりをうつとき
ローマの少年は
柱頭を染める朝陽にウインクする

この地球では
いつもどこかで朝がはじまっている

ぼくらは朝をリレーするのだ
経度から経度へと
そうしていわば交替で地球を守る

眠る前のひととき耳をすますと
どこか遠くで目覚時計のベルが鳴ってる
それはあなたの送った朝を
誰かがしっかりと受けとめた証拠なのだ

 ~『谷川俊太郎詩集(日本の詩人17)』河出書房より~

品質をして語らしむ

お客様, 建築

正月飾り受付 昨日まで年末の挨拶廻りをしました。○○社さんへ雪深い中、上がりました。○○社さんとはおつきあいが5年目になろうとしております。その間に3棟余りの工場他を建設させて頂きました。今回は4棟目の工事が始まっております。いつもゝ工場には出荷のトラックが数珠繋ぎに並んでおりその姿は圧巻です。

 到着しますと専務さんと取締役さんがニコニコして入ってこられました。
「米田組さんは真面目だね・・。うちも真面目だから・・。類ともだね・・。」(専務さん)

「なんだ・・? 年末に米田組さんと慰めあいか・・?(大笑)」(取締役さん)

『うちの工場の方針に「品質のことについてはお金のことを言ってはならない」というのがあります。・・前回の投資も世界に1社しかない生産ラインにこだわったので軌道に乗るまで時間がかかりました・・。市況がご存じの中、出荷は順調です。月○○で今期は△△突破するのは確実です。品質にこだわってきたのがじわじわ浸透したんですかね・・?』

「米田組さんとつきあって安心だわ・・・。基礎の鉄筋も大きく組んであるしね・・。」 

 まさに「品質をして語らしむ」を地でいくお話しでした。年末に大きな勇気をいただきました。

       年くるる 吾子帰り来て 妻わらふ   うらら
 正月飾り社長室おもと

氷雪の街

社内

雪景色 烏ヶ岳氷雪のあとの快晴となり、社屋屋上から見える烏ヶ岳もとても美しいです。昨夜は営業部(官公庁・マンション・不動産)の忘年会で市内某所で11人で盛り上がりました。雪のため女性軍は参加取りやめとなり、男同士STAG(牡鹿)状態となり気楽に飲んできました。

建築部の方からも「参加させろ・・。」ということで1名参加してくれました。(過日の建築部の忘年会も営業部から2名参加して快調コンパ状態でした。)

「☆△×★・・!」

 問題発言・不規則発言まで飛び出し鍋奉行の流儀にまでいちいち「物言い」のつく有様でした。

宴会の最中、○○さんの天然ボケが素晴らしく一同、抱腹絶倒で私は呼吸困難・・!になりました。(涙)オヤジ状態に円熟味が増し、まろやかな風味まで出てまいりました。

やはり○○さんの人徳でしょうか・・・?

「もう1軒・・!」

かなり危険な?状態と思われる人物数名は大先輩△△さんのかけ声に答えるように氷雪の街に消えていきました。

 熱燗やきよしこの夜の仏教徒        小倉耕之助

How much?

お客様, 歴史

雪景色 昨日来の寒波で会社の廻りも雪景色となりました。昨日はお得意様のS社が実業団のソフトテニスで3回目の日本リーグ優勝をされ、祝賀会に行って来ました。前社長のKさん(監督)にはとても良くかわいがって頂き、工場を何回も建てさせて頂きました。

 福知山に帰ってきて(約21年前)初めてお施主さんから食事に連れて行ってもらったのもKさんでした。打ち合わせが終わって、「ちょっといこか~。」とお寿司屋さんに連れて行って頂いたことを懐かしく覚えております。値決めの時もいつも

「ところで・・丸ごとhow much?」といった感じでいつもお願いした値段を二つ返事で決めて頂きました。丁度、弟分のようにしていただきました。

 その席でお隣に座られたO様ご夫妻と一緒になりました。O様には大きなお屋敷を建てて頂いたり、お持ちのマンションの管理でとても御世話になっております。お屋敷を建てられる時も、何の前触れもなく、

「今回の家は○○ちゃん(弊社社員)とこで世話になろか・・。」とおっしゃって頂きました。

 いつもタバコを片手に悠然と穏やかにお話しをして頂けます。話の中で事業継承の話になりました。

「△△さん処は子供さんに良い教育しちゃったなあ。息子さんも立派にやっておられる・・。やはりお父さんの仕事への誇りみたいなもんがないとなあ・・・・。君とこの○○常務とつきおうとるけど見とったら、先代への誇りみたいなんが感じられるで・・・。」

 とても嬉しいお話でした。

 雪とけて 村いつぱいの こどもかな   小林一茶