剣山(十勝山脈)

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娘が仕事の関係で帯広におり、夫婦で訪ねて来ました。

ここ数年毎年訪ねております。
 

今回は丁度インターステラテクノロジー社(ホリエモンこと堀江貴文氏が関係している。14人の会社)の小型ロケットMOMO初号機の打ち上げがあり、娘が見学の切符(有償)を取ってくれました。帯広から南へ車で1.5H位かかる大樹町で朝500~800の間での打ち上げとのことでした。HPを見ますと「小型で低価格のロケット=ロケット業界のスーパーカブ」を目指すとのことでした。

朝230に帯広を出発し400に到着。多くの方々が楽しみにお見えになっておりました。

別途パブリックビューイングがあり、ちょっとした十勝地方の町興しの感じでした。

発射台から4km離れた高台の丘陵地が見学場所でした。

結構寒いが雲もなく発射陽より。

「Go/NoGoの判断の結果、Go」のアナウンスに場内は安堵の声。

620発射のアナウンスがあり、カウントダウンが始まりました。

当方は一生懸命iPad miniの動画のリハーサルを行う。

途中で液体酸素注入のトラブルがあり「カウントダウン ホールド」のアナウンスがありました。リカバリーを行い再度820に発射のアナウンス。

750に「NoGo」のアナウンス。低温によるバッテリーの電圧低下による液体酸素タンクバルブの不具合だそうです。

次の発射Windowは1020-1230との事。

諦めて芽室町の剣山(1205m)へ向かいました。
 
 
帯広から西へ40分位で登山口の剣山神社に到着。

剣山神社にお参りして登山カードを記入して1020に山道を歩き出す。

緩やかな登りが続く。

・・・重大なことに気づく。。

「カラ~ン♪カラ~ン♪」

すれ違う方々は皆さんクマ除けの鈴をつけておられる。。

「あ~~俺等熊に食べられるんやろか・・・。。。」

・・・一部鈴をつけてられない方もおられ気を取り直して歩く、歩く。

時折、可愛らしい花々も目を楽しませてくれる。


 
 
途中から急な登山道に入る。

ストックを持ってきたが使わず、手袋をした手で石や木の枝、根っこに掴まりながら登る。

ロープに掴まるところもある。

 
 
1時間半位で稜線に出る。(一の森)

暫し小休止して稜線を歩く。

順次不動岩、二の森、三の森等々越えていく。

 
 
いよいよ頂上が見えてくる。

岩がそそり立つようで険しさを感じる。

途中すれ違うサングラス姿の年配のカップルは二人ともヘルメットを被っておられる。

すれ違う女性二人の方に

「これから二ヶ所危ないところありますからね(微笑)」

と声をかけられる。

 
 

いよいよ梯子のかかった岩場を登る。

梯子の下は千尋の谷。。

・・・ロープに掴まりながらハーケンで横向けに固定された梯子の上をトラバースして、梯子を登る。

此処で梯子を下りてくる中学生と父親に出くわす。

慎重に息子さんが降りてきて父親も次ぎに慎重に降りてこられた。

挨拶をしてすれ違う。

 
 
山頂前にも梯子があり鎖に掴まりながら登る。


 
 
やっと山頂に到着。

二人いるのがやっとの岩の頂。

十勝平野が望める。

時計を見ると1250。約2時間半で登ってきた。

 
 
山頂を降りて眺望の良いところでおにぎりを食べ一目散に降りる。

稜線から斜面を降りかけると先ほどの中学生と父親の親子が立ち止まっている。

「?」

・・・えらく早く追いついたので怪訝に思う?

挨拶して追い越して、斜面を降りていく。
 

途中家内に追いついて声をかけられる。

「息子さん、足をくじいちゃったんやて・・・。」

そのまま降りていく。
 

・・・・登りかけにすれ違った折にお父さんが運動靴であったのを思い出す。

息子さんも運動靴かも?

くるぶし固定をしないので挫きやすい・・・。

・・・歩いているうちに疑念がこみ上げてくる・・・。

「・・・ストックを持って行ってあげた方が松葉杖みたいに降りやすいのでは・・?」

「・・・もう大分降りて来たので、又登っていくの大変やし・・・。。」

少し葛藤しながら降りていく。

 
・・・「う~ん。」

踵を返して登っていく。

少し登って耳を澄ます。

何回か繰り返す。
 

中学生とおぼしき声が聞こえてくる。

「足挫いちゃったんやったら、ストック使ってですか?」

「僕は大丈夫。むしろパパの方がいるかも?」

「パパ、ストック使う?」

お父さんも足を挫いておられようでしたが、笑顔で辞退された。
 

(私との距離もあんまり離れてなかったので少し安心して)先におりかける。

後ろから

「パパ!頑張れ~!」

の声が何回も聞こえてくる。


 
 
無事1510に剣山神社に帰還。往復4時間半くらいか。

登山カードに下山時刻を書いて剣山神社に無事のお礼のお参りをした。その後、芽室町駅前のモール温泉「鳳の湯」に向かう。(泥炭などから出る湯のため植物起源の有機質を多く含む)湯量も多く気持ちよかった。

芽室町は高等学校スキー部の恩師の郷里。

芽室町の中学校時代の遠足で剣山は登られたのこと。(直前にわざわざその旨の手紙を頂く。)

恩師の郷里で山登りと温泉とは感慨深かったです。

 
 

大暑

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早朝姫路市の飾磨区に向かう。

電材会社様の営業用倉庫の地鎮祭でした。

二方道路のほれぼれするような立地で皆で機嫌良くお祓いをしました。

目の前には大手家電メーカーP社の巨大工場が臨まれる。

近在の恵美酒宮(えびすぐう)天満神社様にお祓いをして頂きました。

菅原道真公が祭神だそうです。

宮司様の黄色の装束が強い夏の陽射しの中で鮮やかでした。


 
 
 
昼頃には会社に帰りました。

午後強い雨が降りました。梅雨明けに雨が多い気がします。

夕刻にめがけて綾部方面のお客様の処へ挨拶に上がりました。

上林の奥の故屋岡という集落です。

会社から40数キロありほぼ福井県堺です。

弊社の先代が昭和28年の水害の折に集落へ入って災害復旧工事に従事した場所です。

道中あまごや鮎の釣りの注意看板が見られる。


 

お客様のお宅に上がると奥様がおられてご挨拶をさせて頂く。弊社で数回リフォーム工事をして頂きました。

前回も一度ご挨拶に上がっている。

昭和28年の水害の折に弊社の先代がこの集落に入らせて頂き河川の蛇篭工事をした旨をお話ししました。

「・・・家の前は皆蛇篭ですよ。家の前が水でいっぱいになり70年生きてきて一番怖い目をしました。」

丁度弊社の創業65年の社史に故屋岡や前の河川の古和木川の工事の写真が入っているので社史を送らせて頂くとお伝えしてお別れしました。
 


 

 
 
丁度行く前に母の処に寄る用事があり、雨が小降りになり「今から綾部の故屋岡行ってくるわ・・・。」と話しますと

若い頃に父と上林の故屋岡に入っていた母は

「故屋岡は綾部の一番奥や。あの頃のことを昨日のことのように思い出すわ。」

と私と歩きながら前を向いて驚くほど若々しいハリのある声で言いました。

若い頃の記憶は声も若返らせるのでしょうか?

 
 
・・・帰りに上林から小さな峠を越えて渕垣を通って七百石のお客様のお宅にも寄りました。

以前に住宅の離れを建てさせて頂き、今回キッチンを入れさせて頂きました。

少し遅い時間で失礼でしたが寄らせて頂きました。

弊社の退職されたIさんの友人であられるご両親、ご本人様三人で外に出て頂き見送って頂きました。

「上がってもろたらええのですけど・・・。」
 
 
多くの皆様につくづくお世話になっております。
 
 
 
 
こんこんと 水は流れて 花菖蒲  
                臼田亜浪

若葉の頃

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連休の一日家内と春日町の三尾山(586m)に登ってきました。

舞鶴若狭道の春日インターを過ぎて直線を過ぎ登り勾配の前に見えてくる岩山です。

多紀連山の一峰で春先は山中に点在するコブシや山桜の美しい山です。

春日町の栗柄峠に向かう道の東中の処に「三尾山登山口」の看板が上がっていました。

ルートはこんな感じです。

高速道路の高架下の処に車を止めて山道に向かう。

軽トラックが走れる程度のつづら折りの山道が途中まで続く。
 
 

・・・何という花でしょうか?


 
 
 

1時間ほどで佐中峠に到着。

これより左折して登山道に入る。

「此処より熟練者」の表示に緊張が走る・・・。

新緑の楓(かえで)が美しい。

森林浴のようで心地良い。

20分ほどで稜線にでる。

稜線を左に曲がり三尾山山頂に向かう。

岩場の登りもあり、はいつくばって登る。

ようよう山頂に到着。

眺望が素晴らしい。

山頂で小野市から登山に見えた70歳ぐらいの方と暫しお話しをする。

69歳から急に山に登りたくなり、現在「兵庫百名山」を踏破中との事。

丁度我々が奈良の山辺の道を歩いた頃に吉野の桜を見に行って来られたそう。

人で人で・・・三分間のロープウェイに乗るのに一時間半待たれたとの事。。

キセルで美味しそうに煙草を吸われる。

おにぎりを食べてお別れして稜線を1時間ほど縦走する。

途中硯岩を越える。

鏡峠(425m)に到着して一服。

だらだら坂を30分余り下りると麓の集落についた。

それからリフォームのお得意様のお宅の前を通りながら高架下のスタート地点に1時間ほどで到着。

都合4時間程気持ち良い汗を流しました。


 
 

 
 
・・・帰宅後早い時間から七輪で炭をおこして庭というかお勝手でBBQ。

・・・二人でまったりと夕食。

炭で焼く軽く干したニシンが美味。

月も出てきて今宵も気になる声が聞こえてくる・・・。

「ホッホー♪・・・ホッホー♪・・・」

どうも梟(ふくろう)の様な気がする・・。

iPadで調べると「アオバズク」(ふくろうの一種)でした。

・・・のんびりと夜は更けていきました。

大和は くにのまほろば

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桜の季節、家内と思い立って奈良の山辺の道(やまのべのみち)を歩いてきました。

大和の古道で奈良盆地の東の三輪山・二上山などを望む山裾を縫うようにして進む道です。

道々には石上神宮や崇神天皇陵や景行天皇陵などの古墳、桧原神社、大神神社(三輪山そのものがご神体)などがあります。

春の花々に囲まれどこか懐かしい日本の景色を楽しみながら歩きました。

近鉄天理駅から近鉄桜井駅まで都合16km約5時間半の行程でした。

京都から近鉄電車で1時間20分天理駅に着きます。

天理教の教団本部の偉容を過ぎ石上神宮からのスタートになります。

石畳の道もありました。集落や丘陵を縫うように道が続きます。

要所の角に案内板が設置されています。

道々も混んでなく思い思いのグループで歩いておられました。早朝福知山を出た時は雨模様でしたが天理駅では雨が上がり気持ちよく歩けました。
 
 

 
帰りは京都の東寺に寄り夜桜の拝観をしてきました。大変な行列で挫けそうになりましたが、思いの外行列が早く進み境内に入れました。ライトアップされた桜と五重塔の偉容と大きな仏像群に圧倒されました。

「・・・三十三軒堂行ったことある?仏像見たら背中がぞくっとするよ。」の声。

機会があれば見に行きたいと思います。

 
 
 
大和は 国のまほろば  たたなずく 青垣こもれる 大和し 美し
                        (倭健命 ヤマトタケル)

日野菜

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「日野菜がお嫁にいくときはー ほんのりさくら色にお化粧してー
 畑の仲間に送られてー 明日ーはあなたの食卓へ♪」

最近覚えた歌です。

時々朝食の時に日野菜を食べながら鼻歌で歌っています。

節はヨドバシカメラのCMソングと同じです。

「まーるい緑の山手線 真ん中通るは中央線
新宿西口駅の前  カメラはヨドバシカメラ♪」

 
 
さて、3月末となり弊社にも新入社員が8名入社しました。

前の日から例年になく彼らの入社が嬉しく思っていました。


 
新入社員研修を3日やりましたが、最後は「大きな夢をもって」という言葉で結びました。

37年前に3ヶ月間の研修が終わり配属が決まり渋谷駅前の勤務先の本社から川越処理場の現場にいち早く向かった若き日を懐かしく思い出しました。

伸び伸びと大きく育って欲しいと思います。
 
 
 
昨夜は8年間勤務してくれた女性社員が近畿地方の郷里に帰ることになり、同期入社の3名と送別の宴を囲みました。

お昼には綾部市のお得意様が餞別をわざわざに届けて頂いたとの事です。

楽しく歓談し別れを惜しみました。

明日は市内某所で約七十名の送別の宴がはられます。

彼女の前途を祝したいと思います。