おくやまに もみちふみわけ なくしかの こゑきくときそ あきはかなしき
たまたま先日有楽町で出光美術館に立ち寄る。
展示されていた仙厓という博多の禅僧の絵はがきを求む。
作風がおおらかで洒脱。
出光佐三翁がこよなく愛されたらしい。
翁の生涯を書かれた話題の経済小説「海賊と呼ばれた男」に仙厓の事が触れられている。
読み出すととても興味深く、止まらないw
著者の百田尚樹氏は以前読んだ「風の中のマリア」の著者。
気に入らぬ 風もあろうに 柳かな
仙厓
2年に1回の社内研修旅行でタイへ行って参りました。
彼の地はとても暑く、35度の気温であっという間に汗が噴き出てきました。
アユタヤの遺跡群を見てきました。
象にも乗りました。
ゆったりしてとても楽しかったです。
おっと・・・!!これはタイ国雑伎団の娘さんではなく弊社の○船さんの快心のワンショットです(笑)
私的にはナンプラー・パクチーなどの香辛料や香草が苦手で食事は恐る恐る・・・でした。。
チャイナタウンで食べた海鮮焼きそばが美味しかったです。
チャイナタウンの迫力には圧倒されました。
夜公園を歩いてますセパタクロー(足でやるバレーボールのような球技)をやっているのを見かけました。
スマッシュのシーンです。
器用ですね(笑)
閑話休題。車は89%が日本車で、食料品や消費財等もネスレ・ハイネケン・明治等海外製品がかなりの部分入ってきており、海外企業に結構市場を奪われている感じがしました。
ガイドさんの話でも「赤対黄色」(タクシン派対反タクシン派)との争い等国内に難しい問題がある様子でした。
タイの経済問題は、先日読んだ 「世界の99%を貧困にする経済 」や「世界を不幸にしたグローバリズムの正体」(共にジョセフ・E・スティグリッツ 著)にタイのバーツ危機や東アジアの金融危機のIMFや世界銀行の対応などが例証として挙げられておりました。
丁度、現在のEUの南欧の経済危機に対するECB(欧州中央銀行)と同じような局面です。
一気に緊縮財政をしたり金利等IMF=ワシントン・コンセンサスの望む水準やシステムにしていくかどうか?です。(おそるべくことに大抵IMFの指示に従った場合壊滅的な国内経済の打撃を受ける。マレーシアや中国、アフリカのボツワナ等の国々はその政策に距離を置いたため比較的に上手くいっている。)
往々にして・・・その局面では国は外貨決済が出来なくなるために従わざるを得ない。。
何れにしても、教育の問題・国内市場の保護育成の問題・どの時点で海外との競争に曝すか?・国内市場競争の適切で公平なシステムの機能等考えさせられる問題でした。
・・・市場で当たり前のように露天の経営者が横で物乞いをする人に幾ばくかお金を渡されておりました。穏やかな「微笑みの国」に幸あらんことを・・・。
ボスポラス海峡横断鉄道建設工事現場を視察しました。
日本の大成建設様とトルコの2社とのジョイントベンチャー工事であります。アジア大陸とヨーロッパ大陸を結ぶ海峡を海底トンネルで結ぶ大プロジェクトです。
黒海とマルマラ海を結ぶ最小幅600m延長35kmのボスポラス海峡には第一大橋(欧州の企業施工)と第二大橋(日本のIHIJV施工)がありますが、慢性的渋滞状態。インターシテイー構想(都市間をダイレクトに結ぶ列車)や中央アジアの天然ガスなどをパイプラインで結ぶ思惑もあるそうです。
延長13.6kmで沈埋トンネル部(ドックで函体を施工し曳航・沈設・ゴムパッキン部を水圧で接続)、シールドトンネル部、山岳トンネル部があり、駅舎4駅も含まれる工事です。契約金額は約1,500億円、工期110ヶ月。
工事の苦心は沈埋トンネル部は地震の液状化対策の為海流の早い中での海中の地盤改良、シールドトンネル部は地盤の隆起による地層の変化対応、山岳トンネル部は埋蔵文化財調査の為アクセス部が限られる中での工事等だそうです。
海流は川の水が流れ込む黒海からマルマラ海に常時流れているそうです。しかしながら、海底部は塩分濃度の関係で逆に潮がさしているそうです。
トルコ国の政治家はメデイアを呼ぶことが大好きで貫通式は大統領の誕生日、竣工式は建国90周年に合わせられるそうです(^_^;)
竣工も目処がたちつつあり、案内してくださる社員の方の表情も明るかったです。無事の竣工を祈りたいと思います。
その他にはカッパドキアに行って気球に乗って800m位までに上がったり、イスタンブルのバザールに行って結構な量の香辛料を買ったりしました。
ギリシャでは運河を見たり、Hシュリーマンの著作「古代への情熱」で有名なミケーネ遺跡を見たりしました。
アテネ市内ではアクロポリスの丘へ行ったり、博物館に行ったりしました。
アテネ国際空港のボーダフォンの充電カウンターでこのブログを書いています。今日は流石に日本食が恋しくなり、先ほどシンタグマ広場近くで食べた日本食にホッとする米田でありました。
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過日より、トルコ・ギリシャの旅に出ております。
目的は日本の建設会社が施工中のボスポラス海峡トンネル工事の視察です。
人口1500万人のコンスタンチノーブル(イスタンブール)に来てみますと、何処も人人人・・・。人口も多いですし、観光客も多いです。
ヨーロッパとアジア大陸の交点のこの街は歴史的遺産も多いですし、物価も安く住みやすそうに思われます。
ボスポラス海峡はひっきりなしに船が行き交い、日本の馬関海峡(関門海峡)の眺めを思わせます。
クルージングからの眺めは、海峡の斜面に高さ制限をされた邸宅や別荘が建ち並びとても素敵な街に思われます。大型船から魚釣の小舟まで大量の船が行き交う様は、トルコが歴史的に陸の強国ながら周辺のベネテイアやジェノバなどの海洋民族と地中海・エーゲ海の覇権を求めて死闘を演じた史実を思い出します。
イスタンブールへの機中、隣席の福岡の学会へ来た44歳の泌尿器科のトルコ人医師やカイセリへの機中、同じく隣席のトルコ人の25歳の香港の小児科の勤務医との片言の会話も苦労しつつ、結構ハードな旅を楽しんでおります。
・・・但し、夜更かし、深酒は危険と自戒する日々です。
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