午後、思い立って古くからのお客様を訪ねました。
間もなく80歳になられる方で、骨董がご趣味の方です。
丁度、曝涼(ばくりょう。掛け軸などを曝す。虫が少ない季節で都合がよい。)の最中で、いろいろとみせて頂きました。
今宮戎(えびす)の花祭りを描いたもの。土佐派の画人。昔は疫病は花がもってくるものと思われていたそうです。
狩野派の画人。幕府お抱え絵師。大層な権勢を誇ったそうです。
祇園一力茶屋が配った扇子。鉄舟・大石内蔵助遊行の図他。
勝海舟の書。「身を閑にして氣を養い、人、閑にして(精)神を養う。」のような意。
天龍寺他の高僧の書。「無事是貴人」「松樹千歳の色」
与謝蕪村の書。「老を懐む。去年より又さびしいぞ秋の暮れ。夜半翁」
出石の高弟宅に所蔵されていたそうです。
・・・・・縷々説明を聞いてる内に、外は釣瓶落としで真っ暗になりました。
とても、ゆったりとした気分になりました。