会社に帰りましたら、以前にリフォーム工事を何回かお世話になった小谷ヶ丘の○○様が、季節の美しいお花を届けてくださいました。
「リフォーム部の新人の下賀茂出身の方が、米田組から届くニュースに『空と花と犬が好き』と書いてあったので届けました。これから頑張ってもらわんとね・・。また遊びに寄越してください。」とのことでした。
笑顔でお帰りになられました。お心遣いに、恐縮することしきりでした。
彼のブログを読んでみますと
「実家で飼っている犬。心の友です。」とのことです。
・・・
先日、上京の折、丸善で「聊斎志異(りゅうさいしい)」蒲松齢著と言う本を買い、読み出しました。中国の昔の92篇(全491篇の内)の寓話が載っており、狐や鬼や化け物と人間の交流のオンパレードで、巧みな空想力と優雅な話の展開にとても楽しめます。閻魔庁(えんまちょう)に行き来する占い師まで出てくる始末です。(笑)
以前に別の本で、この物語の中の「蛇人」という章を読み、いつかは読んでみたいと思ってました。
・・・蛇遣いが旅をしながら、蛇とだんだん仲むつまじくなり、蛇が大きくなったので、箱に入れておくことが出来ず、山で放してやる。
「行きなさい!百年も、一緒にいるようなことはないんだからね。これからは、大きな谷に身を隠して、神竜になりなさい。箱なんかに、久しくいて、よいものかい。」
その后、前の蛇が、深い林の中からつれてきた小さい蛇に、また芸を教えながら旅をする。次の蛇も大きくなったので山で放そうとすると、前回の蛇が迎えに来る。
蛇との別れ際に、蛇遣いが
「もと、おまいが、これを連れてきたんだから、また、これを連れて行くがよい。それに一言言い聞かせておきたいのは、深い山で、食い物は乏しくないのだから、旅人を騒がして罪をおかすんではありませんぞ。」
と蛇に言って聞かせる。・・・
彼も実家の犬とはそんな関係でしょうか?
ちなみに、編訳者の立間祥介氏は、私が若年の頃、教室で「我是学生」などと、中国語を教えてくださった担任の先生でした。(ビックリしました。)