一気に夏らしくなってきました。
玄関には、米田組を退職されたMさんのご主人が、又新しい花を届けて頂きました。
不動産部のAさんも今朝は取れたてのキュウリを持ってきて頂きました。
リフォーム部の新人のSさんもお客様から鯛やサニーレタスを頂いているようなので、声を掛けました。
「よかったね~。食べ物に不自由せんし・・・・。」
「えぇ~。最近買い物行ってないんですよ・・・。。」(満面の笑み)
・・・感謝感謝です。
仕事の社長会があり、沖縄に行ってました。すっかり夏でした。
1泊2日の駆け足で、ほとんどがホテルの中だけで、あっという間に帰ってきました。多くの方にお目にかかり、濃い時間でした。
行きの飛行機の中で、「風の中のマリア」百田尚樹著を読みました。
オオスズメバチのマリア。「女の帝国」の最強のハンター。ひたすら狩りに明け暮れ、次々と生まれてくる妹たちの為に、虫を襲い続ける戦士。ゲノムによって恋もせず、子供も産まず・・・・。30日間で命を燃焼させるマリア・・・。
爽快な読後感がありました。
一気に物語に引き込まれ、気がついたら3時間くらいで読んでしまっていました。
・・・しかし・・・・・、マリアほど働いていませんが・・・、何処も行かずにトンボ帰りで沖縄から帰ってくるとは、・・・・なんかもったいないですね。(苦笑)
恒例の近所の桃映中学校の職場体験実習がありました。
5人の中学生2年生がやってきました。紅一点女の子も混じっています。
朝礼のラジオ体操から元気に参加してくれました。
・・・・
各々クラブを聞くと、口々に
「陸上部・バスケットボール部・パソコンクラブ・・・。」とハキハキと応えてくれました。
その中でも、特筆すべきはリーダーで来てくれたパソコンクラブのTくんでした。
顔合わせ早々、
「着いたら学校の先生に電話を掛けます!」と大声で復唱します。(笑)
ラジオ体操の後に、
「宜しくお願いします。・・・・。いらっしゃいませ。・・・・有り難うございます。・・・。」
と一斉に発声訓練をします。
Tくんは
「いらっしゃいませ!!」とあらぬ限りの大声を張り上げます。
社員が皆「!!」と驚くほどです。(笑)
・・・・
背の高さも体型もばらばらな多感な年頃の少年少女?の姿がとてもいとおしく感じました。
背後におられるお父さんお母さんも感じられました。
・・・・みんな「いつか来た道」ですね。
土曜日に社員勉強会と○○部の歓送迎会があり、深夜に至りました。
日曜日は夜更かしと宿酔のダメージで起床が遅くなりました。
その後、子供のヨット部の応援で宮津まで出かけました。
行きがけはかなり体調が悪く、「どうなることやら・・。」と言う感じでした。
宮津のマリーナにつき秋晴れの中、海を眺め、裏の山々の紅葉を見ている内にかなり気分がよくなりました。
家に帰り、夕暮れ時に家内と薄暗がりの中で下手なテニスをして、プールまで送ってもらいました。
幸いプールが空いており、1レーンを使ってゆっくりゆっくりとクロールで泳ぎ出しました。いつもなら同じレーンに他の方がおられたりしてペース配分がいろいろですが、マイペースで泳ぐことが出来ました。
泳いでる最中にふと、
「もっともっと力を抜いて泳ごう・・。」
と思いました。
ゆったりと呼吸し、抵抗の少ないように水しぶきを極力たてないように泳ぎました。
泳いでる内にだんだん気分がよくなり・・「陶然」としてきました。
プールから上がる頃には気分がとても良くなり、朝の「この世の終わり」状態から脱出しました。
身体がぽかぽかとして家まで歩いて帰りました。
家に帰ってアルコールなしの夕食の美味しいこと・・・!
翌日も一日その心地よさを引きずっている感じでした。
運動も呼吸も「ゆっくりとはいて吸ってはいて吸って・・」で生活も「集中する部分と弛緩する部分」とゆっくりとゆっくりと繰り返しがよいように思います。
・・・潮の満ち引きや月の満ち欠け・四季の移ろい・・・。
そう・・・自然のダンスに合わせて・・。
いきなり携帯telの振動音が鳴り
℡ ℡ ℡ 「社長さんですか・・?」。
懐かしい砂利採取の地権者組合の○○さんからです。
「社長さん、お久しぶりですなぁ・・。大雨で冠水して・・・。採取地の地区外との道路法面が崩れて・・。」
「明日から直しに入るので、丁度、昼から見に行くところです・・。」
「3時に会合終わりますので私も行きますわ・・。社長さん、費用は・・?」
「うちがやったところなんで・・・。」
「そうですか・・。」
土木の美馬君と炎天下の中、廻りの蒼(あお)い山々を眺めながら待っておりますと、○○さんが見えました。
「この間も葉書もろて・・・。すんませんなぁ。」(笑)
久闊を叙しながら、一緒に復旧ヶ所を見てまわりました。丁度重機も到着しました。
○○さんは農業を手広くやられて、篤実そのもので地元の信頼もとても厚い方です。
お付き合いの中で印象深い出来事があります。
大雨の時に直ぐに冠水する府道(堤防の川側)で灌木(かんぼく)に抱きついて助けを待つ学生を自分の身も顧みず、家の和船にロープを括(くく)りつけて助けに行かれた話です。
ご自宅で奥さんもおられたところで淡々と話されました。
砂利採取が終わった時も役員さん方に地元の料理屋さんで一席設けて頂き、機嫌良く皆で完成を祝いました。帰りに一人一人にその年の新米をもたして頂いたことをいつまでも覚えております。
別れ際、大きなお声で語尾を伸ばされ「・・・おー。」(・・のように聞こえる。ご苦労様でしたの意)と声をかけて頂く様は、以前と全く変わりません。
笑顔で別れました。
こんこんと 水は流れて 花菖蒲 臼田亜浪