もみぢ

自然

もみじ
 秋たけなわの京都で北の方にある曼殊院のそばのセミナーハウスで勉強会がありました。セミナーハウス敷地内の能楽堂で講義を受けました。

 この能楽堂の元々あった場所は京都市内の豊国神社で移築されたそうです。その昔、狂言の茂山千五郎氏が舞われたそうです。
今週初めに、茂山一門の話をある方からお聞きし、インターネットで眺めておりました。数日後の勉強会でその先達の舞われた場所で講義を受けたことに少々驚きがありました。

 休み時間に隣の曼殊院に行って来ました。
見事な紅葉でした。

「焚くほどに風のもてくる落葉かな」

「うらをみせ おもてをみせて ちるもみぢ」     良寛
  能楽堂

自然

 虹 
 先週と今週で4ヶ所の地鎮祭と1軒の上棟式1軒の着工式がありました。マンション・工場・住宅と全てお客様と共に神事を行い工事の無事と安寧を祈りました。
 
 舞鶴の工場の地鎮祭では早朝よりの設営中、晩秋特有の雨模様でしたが、晴れ間がのぞき虹がかかりました。お客様と工事の「吉兆」と思いカメラを構えました。同敷地内での4回目の地鎮祭であり多くのなじみとならして頂いた幹部の方々と共に神事を執り行いました。機嫌良く式典も終わり皆様の晴れ晴れとした笑顔が印象的でした。

 我々の仕事では要所要所で神事があり丁寧に祈ることを心がけております。

 綾部の地鎮祭ではT神社の神職様から私どもの担当者にご丁寧なお便りが届きました。
「・・あちこち地鎮祭を挙行させて頂きましたが、御社ほど行き届いた打ち合わせや、社長様以下全員でてきぱきと準備されたところはありません。おかげで、爽やかに早くとこしずめのお祭りができ、私のほうも感謝しております。何事も気持ちよくできることは発展の秘訣であります。若々しい雰囲気のみなぎる御社のご発展をお祈りし、あらためて御礼申し上げます。」

 深く感謝致します。

 

 

 

 

バラ

自然

 バラ
 昨日は日柄も良く地鎮祭が2ヶ所でありました。綾部で立て続けのため早朝に会社を出ました。

 行きがけ会社のご近所のTさんの工場の横にバラが朝日を浴びてとても綺麗に咲いていました。Tさんは気さくな方でご近所であるため存じ上げておりました。ある時、マンションの工事を隣同士でするために「駐車場が不足するかもしれない。」ということで空き地をお持ちのTさんを訪ねました。

 「空いとるで使ったらいいで・・・。地代・・・?いらんいらん・・。つかいなつかいな・・・。近所の医院の看護婦さんにも使ってもらっている。僕が剣菱(お酒の銘柄)好きなんしっとってやで盆暮れにお母さんからや看護婦さんからも剣菱が届きます。お陰で剣菱が沢山あります・・・。(笑)」

 そのお言葉にビックリしました。結果的にお借りしなくても良くなりましたが、そうおっしゃって頂いた言葉がいつまでも心に残っています。

 美しいバラもTさんの心のように思いました。

 
 

水仙

自然

水仙
 寒さに向かう中、会社の中庭に水仙の芽が日に日に伸びようとしています。
自然のエネルギーを感じさせられます。毎年寒中に可憐な花で目を楽しませてくれます。

 今日は晩秋の晴れ間で紅葉がとても美しく感じました。大阪帰りの昼下がり、荒川という高速道のPAでベンチに腰掛けながらお昼弁当を食べておりました。午後のぽかぽかした日ざしの中でPAの紅葉を眺めていますととてもゆったりした気分となりました。

 何故か中学校時代の教科書の詩を思い出しました。

   あはれ花びらながれ
   をみなごに花びらながれ
   をみなごしめやかに語らひあゆみ
   うららかの跫音(あしおと)空にながれ
   をりふしに瞳をあげて
   翳(かげ)りなきみ寺の春をすぎゆくなり
   み寺の甍みどりにうるほひ
   廁々(ひさしひさし)に
   風鐸のすがたしづかなれば
   ひとりなる
   わが身の影をあゆまする甃(いし)のうえ     三好達治「甃のうえ」

  

十六夜(いざよい)

自然

 未明、舞鶴若狭道を南下しました。天空の西にはこうこうと十六夜(いざよい)の月が輝いていました。三田あたりでは真正面にくっきりと見えました。

 以前、同じように未明に走った時にはガスの中、天空に見え隠れする満月(十五夜)がこうこうと輝いていました。とても幻想的な風景でした。

 この道では四季折々、素晴らしい景色を見ることがあります。春の早朝、春日の三尾山(多紀連山)の山腹を走った時には朝靄(あさもや)の中、山一面にこぶしの白い花が咲いており、幽玄の世界を走っているようでした。窓を全開にして一瞬を楽しみました。

 緑影濃くなった頃には、三尾山から見る下界の景色は田植えも終わり苗が伸び「緑の絨毯」を眺めているようです。その眺めはまさに「瑞穂国」(みずほのくに)にふさわしいものです。梅雨の頃、氷上から西紀へその「絨毯」の中を抜け、青葉の生い茂った山中を走った時には、我が身が緑に染まっていくように思いました。

 早春の頃、道路脇に毎年花を咲かせ目を楽しませてくれる同じ一本の紅梅を眺めるのも良いものです。舞鶴若狭道の運転も興がつきません。

月 十六夜 三尾山より田園風景