社長ブログ

天高く・・。

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市内に用事があり、駐車場に車を止めました。目の前で分譲マンションの施工中です。遙か上部を見上げますと、タワークレーンの上部から鳶職の方が、安全帯の命綱2本を交互にタラップにかけながら、降りてこられました。しばし見とれていました。

・・どういう順序でタワークレーンを組み立てていくんやろ・・?

よく考えますと、当社でも防衛省の福知山駐屯地で地上40Mの鉄塔を建設中です。

福知山駐屯地鉄塔建て方

福知山駐屯地鉄塔

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現在、姫路でも黒田製作所様の飾磨工場の鉄骨建て方中です。

豊岡でも同じくグループホームの鉄骨建て方中です。

9月のワンデイインターンシップでも、学生さんに、ワーキングでペーパークラフトのエッフェル塔を造って頂きました。

大阪会場では二人一組で作って頂きました。特に女子学生同士は隣同士で会話も弾み、活気がありました。

秋空に高く高く・・・と、神経を研ぎ澄ましながら上がっていく心地は、なんともいえないものでしょうね。

(ペーパークラフトのエッフェル塔はキャノン株式会社様のご承諾を得て、使わせて頂きました。)

月見れば・・・。

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月

 

秋も日一日と深まり、すごしやすい季節になりました。 

先週末の土曜日は大阪梅田のハービスエントで2010年の新卒予定者のワンディインターンシップ、その後京都に廻りお客様にお出会いしました。福知山に帰ってきた頃には、すっかり夜も更けて・・まぶたが閉じそうでした。

日曜日は雨に降られながらも、ユーミーマンション・住宅の展示会と週末はあわただしく過ぎました。

先週は、ずっ~と社員と食事をしていた気がします。土曜日の昼は梅田でサンマルコのカレー・夜は京都の「一休さん」なるお好み焼やで豚モダン焼き、翌日は末広ランチの幕の内弁当・・・。

週初めの月・火・水曜日も北海道の社員旅行で、初日はサッポロビール苑でジンギスカンの食べ放題、翌日はススキノの床屋さんお勧めの百貨店ロビンソンの地下の回転寿司・・・。

サッポロビール苑

  (天空では満月がこうこうと・・。)  

 

 

 

  ・・・えっ!なに・・・!回転寿司って・・せこいね。の声が聞こえてきそうですが・・・これがなかなかのものでした。好きなものを握って頂いて・・・鮑やほっき貝など海の幸を堪能しました。

・・皆で一緒に食事をすると、妙に・・・親近感がましますね。

先週のNO.1の食事は、札幌でフリーの日に、西区の温水プールで泳いだ後、ススキノのトンカツのファーストフードのような店で食べた、「カレーカツ丼」590円也です。ただし一人でしたが・・・。思い出すだけでも・・・・・

あ~~うまかった。。

「月見れば・・・」の表題で書き出しましたが、「食欲の秋」「同じ釜の飯を食う」が相応しかったですね。(笑)北海道2

 

 

 

 

 (moon:photograph by Akiko)

  

自分が自分になれる時間

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波MIAMI仕事上でオーストラリア在住のAKIKOさんとメールのやり取りをしていました。彼の地も大分暖かくなってきたとかで、日中はタンクトップで過ごせるそうです。(南半球のため、季節は日本の反対)サーファーの彼女にとって、これからは絶好の季節のようです。  

波 riding

「自分が自分になれる時間」ですね。・・とメールを返しました。

以前、ある方と面接をしていました。

「趣味」の欄に「歌」とあるので、

「へぇ~歌ですか・・?」と我ながら愚問を発しました。

「歌うことがとても好きです。歌っていると『自分が本来の自分になれる』ような気がして・・・とても楽しいです。」

とニッコリと笑ってお答え頂きました。

「自分が本来の自分になれる」って、とてもいい言葉ですね。

 

 

月知名月秋       

花知一様春

(つきはめいげつのあきをしる)
(はなはしるいちようのはる)

(photograph by Akiko)

        

温故知新

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笹場いせき笹場いせき 上側

笹場いせき 碑 表笹場いせき 碑 裏

市内の笹場までYさんの弔問に行ってきました。享年81歳でした。

故人は、弊社が35年前に竹田川笹場井堰(灌漑用の取水施設)の新設工事させて頂いた時の井堰組合長さんです。弊社の先代と同じ歳のせいもあり、先代がとても仲良くして頂きました。

毎年年末には会社の玄関に門松をつくりに来て頂きました。

・・・帰りにお宅の前にある笹場井堰に行ってきました。

工事中のことを良く覚えています。

丁度私が15歳のときでした。

高校受験の時で、早朝机に向かっておりました。

1階から先代が、

「洋一。鯉取りに行こう・・。川をせき止めとるで・・・。」と声をかけてくれました。

現地へ車で行きますと、川は工事の仮締め切り中で、川面に靄(もや)がたっておりました。小舟をだして川漁師らしき人がおり、大きな鯉網で岸に生えた背の高い草の根本を「ガサガサ」やっておりました。

しばらくして、1m近くある鯉が採れました。麻で編んだドンゴロス(インド産の粗い麻布や、それで作った麻袋)にいれた気がします。帰りにR175号の道路脇に、秋の朝日の中で、栗がたわわに実っていた光景を覚えております。

我が家に笹場井堰の工事の時に、工事風景を撮影した8mmフィルムがあります。伐開(草木を刈ること)と河川の仮締め切り風景が映っております。

・・先代は当時としては、先鋭の試みをしていたのだと思います。・・そう・・心も大いに弾んでいたに違いありません。

これが35年前の話です。

次は24年ぶりの話をします。

福来倉庫3

先日、舞鶴で工場の上棟をしました。

 

 

 

 

お施主さんは弊社に24年ぶりに工事をご発注頂きました。前回の工事は、私が米田組に入社した年で、商業施設をお世話になりました。

突貫工事で、丁度私が結婚した時で、式やなんやで、バタバタしている内に工事が終わっていたのを覚えています。

実に24年ぶりに声をかけて頂いて、上棟の運びになりました。

上棟式の時に、私もとても晴れやかな気持ちになり、心が弾みました。

お客様とは「なが~~いお付き合い」になります。

古い時代も今の時代も、モノ造りは「心が弾む」のでしょうね。

淡き・・・。

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払暁、上京す。余は業界団体の挨拶廻りに同行せり。

村野藤吾展早朝、新橋駅よりM電工汐留ミュージアムへ徒歩。霧雨肩に降りかかれり。秋色濃し。

 

 

 

「村野藤吾-建築とインテリア」展を拝観す。氏は日本生命日比谷ビル(日生劇場)・広島世界平和記念堂・ウェスティンホテル(旧都ホテル)京都佳水園等常に本邦建築界で重要な位置を占めり建築家なり。

広島世界平和記念堂 あるぜんちな丸

 

  

 

 

興引きしは戦前の豪華客船「あるぜんちな丸」の船室や食堂の艤装なり。モダンかつ繊細なデザインに嘆息す。

直筆の原寸図等、興は尽きず。

午後、監督省庁のT大臣に面談す。京都のO会長・S専務理事・余の3名なり。T大臣は磊落・意気軒昂なり。

「米田さん、おいくつになられました?」

燈刻、横浜K駅に廻り、T嬢の父君の通夜に参じる。細雨糸の如し。往路車中にて訃報を思い出しぬ。T嬢は余の学生時代のスキー部同期生なり。もう一名のY嬢にも邂逅す。両名卒業以来なり。

遺影の前で焼香す。

「すっかりお父さんになっちゃって・・・。」

「また、ゆっくりな・・。」(笑)

滞在数刻で車中の人となりぬ。

余、京都下車時、横目に若き婦人、幼児2名と降車おぼしき風・・。

幼児1名は母の手の中で眠りぬ。兄は2歳位なり。サンダル履きて座席の上に立てり。

・・母は注意せぬか・・??・・

大きし荷物と乳母車あり。

・・!・・

「お持ちしましょうか?」

乳母車を持ちて、下車す。

「有り難うございました。」

弾ける笑顔で謝す。

「僕・・・、危ないでお母ちゃんについときなよ。」(微笑)

疲れし身体に・・・淡き喜び生ず。