先日、リリー・フランキーの【東京タワー「オカンとボクと、時々オトン」】を読みました。
リリーさんは文章家、小説化、コラムニスト、絵本作家、イラストレーター、アートディレクター、デザイナー、作詞・作曲家、構成・演出家、ラジオナビゲーター、フォトグラファー……など多彩な顔を持ってる方です。
皆さん、リリー・フランキーといえばTVや著書を見ていると『変人』という言葉を思い浮かべられると思います(私だけ?)。リリーさんの「誰も知らない名言集」にはかなり笑わせていただきました。リリーさんを取り巻くシュールな方々が羨ましく大好きです。
本書はリリーさん初の自伝的長篇で、母と子、父と子、友情を真面目につづっています。リリーさん特有の笑える言い回しもちゃんとありますのでご心配なく・・・。
オカンって風邪を引いても一晩寝れば復活し、常に元気にバタバタ動き回っている、何か『無敵ロボ』みたいな・・・そんなオカンであるがために、いつも心の片隅では気にかかりながらもなかなか優先されることの無い存在ですよね。
しかし、「いつか本当にやってくる事。確実に訪れる事が分かっている恐怖。ボクが一番恐れていること・・・」本当にその通りだと感じました。自分とオカンの関係について考えさせられました。親とうまく付き合えてない方、故郷を離れて生活されてる方は是非読んで欲しい本です。久々に親に電話してみようかなぁ何て思っちゃいます。あまり本や映画では泣かない私ですが、これは泣けました。
本書を読んでリリーさんをますます好きになりました。リリーさんのオカンのメシを、一度でいいから食べてみたかった、リリーさんのオカンの友達になりたい、と本気で思いました。ママンキー最高!!
(何かただの本のレビューになってしまいました。最後までお付き合いいただき有り難うございました・・・(汗))