こんにちは!設計の大槻です。
ここ数日冬の寒さと春の足音がせめぎ合ってますね。花粉に負けそうになっている今日この頃です・・・。
先日、朝朝来市にある生野銀山へ行って来ました。外は雪も時々降っていて気温は0℃くらいだったのですが、坑内に入るとなんと13℃。ほんのり暖かかったです。
なんでも、一年を通じ一定の湿度・温度が保たれているようです。
これは、地中温度は年間を通じてほぼ一定だからです。その温度はその土地の平均外気温度の+2℃といわれ、10~17℃程度です。
夏は外気温より低く、冬は外気温より高い状態になります(また夏場に行きたいですね!)
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さて、ここからは家の話でこの特性に注目したのが『基礎断熱工法』です。
ヨネダの住宅では家の床下の断熱に基礎断熱を採用しています。床下の断熱工法は基礎断熱と床断熱があります。
基礎断熱と床断熱の違いは、断熱材をどこに張って、どこに断熱層を設けるかです。
基礎断熱では、床下の気密が取りやすく、外気温の侵入も妨げるので床下を室内に近い温度環境にできます。
特に冬場は室温との温度差が少ないため床暖房も必要ありません。
夏は室内の熱を基礎のコンクリートが吸収することで、涼しい床下環境を作ります。
断熱層の位置が変わることで床下の環境が変わり、基礎断熱では室内換気の一部として行われることとなります。
基礎断熱工法は寒さが厳しく住宅の断熱が重要となる北海道で生まれ、今では北海道の住宅の45%と半数近くで採用されています。
(参考:令和2年度国交省補助事業住宅省エネルギー技術講習テキスト)
さて明日3/4・3/5の2日間、福知山市内でイベントを開催しています。
普段見ることの出来ない構造の見学会です。構造躯体や断熱方法など今だから見れる、暖かさのヒミツを会場でご確認ください!
先ほど説明した基礎部分の断熱も直接見て頂くことができます。
ご都合が合えば是非お越しください。
ご予約お待ちしております!(ご予約はこちらから)