瓦について

篠山店の八木です。

梅雨明け宣言もされたようで、毎日暑いですがいかがお過ごしでしょうか。

暑いくて皆さんも汗をかかれると思います。水分と塩分の補給をこまめにして、

熱中症に気を付けて下さい。

今まで私は塩飴に抵抗があったのですが、意外に美味しかったので、

皆さんも是非補給に食べてみて下さい。

 

さて、先日お堂の瓦葺き替えのお見積をさせていただくことがありましたので、

今回は”瓦”について書きたいと思います。

瓦と言えば、日本三大瓦というものがあります。その特徴を紹介したいと思います。

■石州瓦(せきしゅうがわら)

石州瓦は歴史が古く、飛鳥時代から作られているそうです。

石見地方でとれる良質の白陶土と、雲州地方の来待石から取れる釉薬を使うことで

作りだされた柿色の瓦「赤瓦」です。この赤瓦は高温で焼成することで、耐候性優れ、

冷害に強い製品として、山陰はおろか、遠く北陸や北海道まで使用されています。

 

■三州瓦(さんしゅうがわら)

三州瓦は愛知県の西三河地方で精算されている全国でも最大規模の瓦生産地です。

この瓦は、焼成温度が高く、優れた耐火性を誇り、冷害に強いことが特徴です。

発祥は1700年頃と言われており、良質な粘土が豊富に取れる環境に恵まれており、

交通の利便性が良い地方だった為、首都圏や中部圏、近畿圏のほかに北海道、

九州で使用されています。

 

■淡路瓦(あわじがわら)

淡路瓦は兵庫県淡路島で生産され、約1300年代から作られていると言われています。

交通の便と近畿圏という大きな市場に恵まれたことから発展したようです。

淡路瓦の特徴は、「なめ土」と呼ばれる粘土瓦に適した土を使用しており、粒子が細かく

美しい仕上がりになることが最大の特徴です。

 

今回お見積させていただいたお寺様には「石州瓦」をお薦めしました。

昨年には、マイナス11℃程まで気温が下がったというお話を聞きましたので、

高温で焼かれ、冬の寒さや凍結等に強い瓦ということで「石州瓦」でお見積書を作成しました。

地域や環境、色等によって瓦の選び方は変わってきます。

色だけでなく、気候なども教えていただけると私達も助かります。

お気軽にご相談下さい。

 

余談ですが、福知山市には”瓦そば”を食べさせてくれる「ひのき」というお店があります。

  是非行ってみて下さい。美味しいですよ!