
今回は土地の開発工事の想定外費用についてまとめました。
建築予定の土地は工事内容や敷地面積によって開発許可が必要になることがあります。
開発許可で求められる工事は地域ごとで基準等異なりますが、その一例をまとめましたので参考になればと思います。
目次
Toggle①道路整備工事

建物の用途や規模によって道路幅の拡大を求められることがあります。
その場合敷地の一部を道路として使用できるよう工事することになります。
アスファルト舗装はもちろんですが、側溝や境界フェンスの工事も必要となることがあります。
敷地として利用できる面積も減ることになるので、建物計画にあたって注意が必要です。
②雨水貯留槽工事

近年ゲリラ豪雨や台風などでの水害が増えておりますが、敷地に降った雨水が外部へ流出を抑えるよう雨水貯留槽工事が求められるようになってきています。
どのような規模の工事となるかは自治体との協議によりますが、地中に雨水を貯める大きな箱を設置するイメージとなります。
地中に埋めるということは残土処分費用も必要となってきます。
この工事は開発許可だけではなく、舗装工事に対しても必要になるなど規制が厳しくなっておりますので要確認となります。
③インフラ整備工事

山の中で開発工事を行うなどに注意が必要なインフラ整備工事。
通常であれば上水や下水、電気等は前面道路から引き込みますが、そもそも前面道路にそういったインフラが存在していないことがあります。
何kmも離れた道路から、電線を引き込むために電柱をいくつも設置したり、道路を掘削して水道本管を延長する工事を行ったりするなど、
開発工事費用に大きな影響を与えます。インフラ工事がどの程度必要か確認が必要になります。
④最後に
開発工事にかかる思わぬ費用について取り上げさせていただきましたが、工事内容によって開発工事期間も大きく変わってきますので注意が必要です。
数週間で終わる工事もあれば数ヶ月かかる工事もあります。
また今回のコラムで取り上げたものは開発行為で求められる工事の一部となります。
実際にどういった開発工事内容となるかは各地域の行政との協議によって決まります。
実際の開発工事の状況は弊社の新着情報からご確認頂けます。(ここをクリック)
弊社でも開発工事に関する調査のご相談に乗れますので是非お声がけください。

入社12年目の34歳です。工場・倉庫の建設への不安を少しでも無くせる様にコラム記事の記載を始めました。
休日は、5歳の息子と遊ぶ(遊ばれる?)のが一番のリフレッシュです。
工場・倉庫の新築工事を長年専門としておりますので、お気軽にお問い合わせください。